こんにちは。
8月29日(土)元小平市職員、萩元直樹さんに、
当法人が主催する公開講座(人材育成)
にご登壇いただきました。
この講座は、フィリピノナガイサが
浜松市共催、
浜北商工会・(公財)浜松国際交流協会
ご後援で実施したものです。
全国から
自治体職員、日本語教師、学校教諭、企業など。
80名近くの方々にご参加いただきました。
さて、この講座の目的は、
D-ダイバーシティ
I-インクルージョン
まずは、
多言語音声翻訳を気軽に使ってみましょう。
そうすると、見えてくる世界が広がります^^
イントロダクションとして、
浜松市の多言語対応の必要性と様子を
萩元さんのほうで事前に調べて、
資料に盛り込んでいただいたことも感謝です。
日本に暮らす約300万人の外国人を考えたとき、
約100人に1人は浜松市在住
という見方ができるんですね。
内訳を見ると、
89の国と地域から浜松市に集まって、
暮らしているということなのですが、
一般的に多言語対応の種類は?というと、
このような感じ。
対応方法、ツールはいろいろありますが、
浜松市もこれに則って、
情報発信がされているのではないか?
ということでした。
浜松市のカナル浜松を例に
取り上げてくださいました。
さて、
防災・減災として研究が進んだ「やさしい日本語」は、
今は行政の情報発信にも使われますし、
民間でも広がりを見せています。
実は今回、
当法人から萩元さんへのお願いの趣旨として、
災害時に困らないためには
「日ごろの交流、関係性づくりが大事」
だと思うけど、
その「日ごろ」の部分の広がりを
どうすればいいか?
ご相談しておりました。
このあたりのお話は、
「地方創生、その手があったか!」を
キャッチフレーズに
「やさしい日本語」の普及を進めてきた
吉開章さんにもお話をいただきました。
防災視点から始まり、情報提供、観光と
発展してきた「やさしい日本語」は、
withコロナ時代における今だからこそ、
「多文化共生的な視点で活用を見直せる」
とコメントを寄せていただきました。
さて、見直されるとよい
ということはわかっているものの、
いざ使ってみると、
という声も多く聞かれます(><)
通じたかどうかを確かめることができないと
こういう事態に陥りますね…
そこで、本日の講座の主役、
「多言語音声翻訳」の出番です!
萩元さんが、小平市から
東京都オリンピックパラリンピック準備局へ
出向した際の気づきがすこいんです!
リオデジャネイロで、
実際に多言語音声翻訳を使って、
交流をしてきたそうですが、
「あれ?!やさしい日本語を使って入力すると、
もしかして通じるのかも!」という気づきが、
確信に変わったときの感動もお聞きしました。
それがこの、現地での素敵なお写真の数々に
つながったのですね~
ちなみにこの時 使用したのは、
「ボイストラ」だそうですよ。
こんなふうに、相手にも見やすいよう、
文字サイズも大きくして使うのがコツだそうです!
言葉以外でも相手を思った配慮、思いやり♡
大事なポイントです。
さぁ、
この気づきはさらに面白い展開へと進みます。
今度は小平市に戻った萩元さんが、
実際に多言語音声翻訳を使って
どんな活動をなさったのか、
お話してくださいました。
活動はそのままにせず、
毎回「振り返り」を共有することで、
各自が学びを「自分ごと」として
定着に変えている点にも注目です!
多言語音声翻訳を使えば、
おお、夢じゃない!
ところで、萩元さんが「オリパラ」開催を
とても大切にされていらっしゃるのには、
理由があるのです。
ここまで来て、
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
萩元さんのお話は「社会教育」の観点で、
ものすごく
意義のあるお話をしていただいております。
というわけで、最後は最強の掛け算のお話!!
地域で交流が盛んになるアイディアを、
こ~~~~んなにいっぱい、
ご提案くださいました。
さぁ、みなさんだったら、
どんなアイデアが浮かぶでしょうか。
地域のコーディネート力が求められます。
最後に面白いお話。
浜松といえば、
そして、講師の萩元さんのお膝元である小平市の
彫刻家・平櫛田中さんのお言葉、
うん、なんか似ている!!
そんなメッセージを浜松でもしっかり受け取って。
今回は小平市と浜松市から全国に、
やさしい日本語×多言語音声翻訳で
グローバルコミュニケーション
の醍醐味を発信できたものと思います。
全国の皆さんのところで、
実際の「交流活動」に結びつきますように。
私どもも、形にしなければ。
この日の資料はこちらです。
「20200829 浜松市 やさしい日本語×多言語音声翻訳でグローバルコミュニケーション(講演用)」
後日、この日の動画をアップします。
今しばらくお待ちください。