だれでもさんかできますよ(浜北クラス)

下記、バヤニハン浜北クラスの報告です。

今週は台風15号の影響で県内大雨となり、市内でも河川氾濫や浸水の被害に見舞われました。このような悪天候直後の教室での再会には、「こんにちは」+αで挨拶をしましょう。

・こんにちは、「昨日は大丈夫でしたか」

・こんにちは、「昨日は大変でしたね」

・こんにちは、「すごい雨でしたね」

 

こうした挨拶のウォーミングアップを終え、今日も文化庁の日本語学習動画サイト「つながるひろがるにほんごでのくらし(つなひろ)」を使いました。取り上げたのは、レベル2・シーン7-1「だれでもさんかできますよ」です。

こちらが、教案とポートフォリオです。

さっそく、この日のCan Doの共有から。

ファシリテーターが「日本人のご参加者のみなさん、タガログ語のCan Doを読んでみましょうか~」と呼びかけたのですが、一同「えええ~っ!???」とザワつきました(笑)

フィリピノ語特有の「~ng(ングッ、ンガッ)」の読み方が難しく、ぎこちなさに照れつつも、全員必死に読み切りました。

そんな日本人が奮闘する様子を見ていたフィリピン人学習者たちが、「先生たち、かわいい~。なんか、違う国の言葉を喋るってかわいく感じるんだね。フレッシュ!」と感想を述べていました。

そうですね~。もしかしたら皆さんが日本語を喋る姿って、日本人からは同じように見えているのかもしれませんね^^

こうしたミラー体験(合わせ鏡とも言うべき体験)から感じ取ることって、とても大切♡

それでは、本日のCan Do「行事について情報を得て、参加方法についてきくことができる」を達成できるよう、いってみましょ~。

 

①フリマ…

動画のオウさんの表情に注目しましょう。どんな顔をしていますか?

(皆さん、顔マネがお上手^^;)

一体、どうしてオウさんはこんな表情なのでしょう?!

「フリマのこと、わかんなかったんじゃない?」

そうみたいですね。初めての言葉、知らない言葉、良く聞こえないとき、聞き取れないとき…。こんな顔になりますよね。

皆さんはこんなとき、どうしますか?オウさんの言い方のほかにも、聞き返すアクションや言葉を考えてみましょうか。

 

②参加方法

次に参加方法について聞きましょう。どんな表現があるでしょうか?

★何時からですか╱何時から始まりますか

★場所はどこですか

★お金はかかりますか

…いいですね。では、それらをポートフォリオにメモしておいてくださいね。

 

③印象の良い、会話の終わり方

さてさて、会話はABAB…とキャッチボールが続きますが、「そろそろ終わり」というサインを出さないと、なかなか終われないですよねぇ。

動画ではオウさんが「晴れるといいですね」と言って、会話を終えています。みなさんだったら、どうしますか?相手に嫌な思いをさせない、会話の終わり方も一緒に考えてみましょう。

・楽しみですね

・また、会いましょう

・あっ(と言って、腕時計を見る)

…(笑)なるほど!

 

と、ここまでアッという間に前半が終わりました。

***

 

後半の冒頭は、「フリマ」以外のイベントをみんなで考えて出し合いましたよ。

これら、自分たちで出し合ったイベントと前半のCan Doを踏まえて、グループごとにスクリプトを作ってみましょう。

おっ、さっそく真剣。

かと思いきや、すごく楽しそう!!

みんな、良い表情です。

 

楽しくおしゃべりしながら、みんなが作り上げたスクリプトはこちら。

そして、書いたスクリプトで会話練習をしましょう。上手にできるでしょうか。

いずれのイベントも誘われたら、楽しそうです^^

「持ち物」「自分用の皿」「待ち合わせ」などなど…

「つなひろ」のスクリプトには無い、オリジナルの語彙も追加で覚えることができました。その他、クラスでは「共通言語としての日本語」に欠かせない「円滑なコミュニケーションのあり方」を、こんな風に実践して学び合っています。

クラスはコロナ禍で人数制限はありますが、国籍問わずご参加いただけます。皆様にご参加いただけると嬉しいです。引き続き、よろしくお願いします。

 

(クラススケジュール)次回は10月8日です。

ときめき取材記 アバスマリさん

当法人が実施する教室活動で活躍している、スタッフで大学生のアバスマリさん。「ときめき取材記」より取材を受け、ウェブサイトに掲載されました。

来日してから出会った地域のボランティアさんの励まし、支えについても書かれています。ぜひ、ご覧ください。

 

★マリさんの記事は、「こちら

★ときめき取材記については、「こちら」

私たちの街の、リアルCan Do

週末、また台風が近づいているようです。皆様、気を付けてお過ごしください。

さっそくですが、当法人は文化庁より委託を受けて、日本語教育にまつわる各種事業を展開しています。国の方では、令和3年10月12日に「日本語教育の参照枠 報告」が取りまとめられ、このあと「日本語を使って〇〇できる」というCan do評価が整理されていくものと思われます。

そこで、私たちの周りの「日本語を使って」という現状を見渡しています。実社会に結びつく日本語学習とは?

地元企業様やご専門家の方々に協力を仰いでいるところです。会議へのご出席を賜りまして、誠にありがとうございました。

 

★静岡県立大学 国際関係学部教授 高畑幸様

第一伊藤建設株式会社 梅澤雄喜様

東京日本語ねっと代表 有田玲子様

文化庁委託・浜北BAYANIHANクラスも、はじまりました~(ワイワイ)

こんにちは。本日から、浜北バヤニハンクラス(BAYANIHAN)が始まりました!さっそくですがみなさん、「BAYANIHANは、Tagalog di ba?これ、日本語でどういう意味だと思う???」というところからスタート。

「たすける」からの「たすけ”あい”」というニュアンスは、この事業の要かなと思います。新しい言葉、ぜひ覚えましょう^^

そして、こちらの浜北会場は8月まで、浜松市再委託「週末浜北コース」を実施していたので、リピーターさんもいらっしゃいますし、リピーターさんがご新規さんを連れての参加♡という、広がりに発展しての本日。

そのため自己紹介は、「こんにちは」「はじめまして」「あらためまして」を使い分けました。生活者の方々向けの授業では、知っていることだらけだとご満足いただけませんし、知らないことだらけではモチベーションが下がってしまうこともしばしば。すでに知っている「こんにちは」「はじめまして」を使って、イキイキと自己紹介できる。新しい「あらためまして」という言葉を使ってみる。

こんなことを織り交ぜながら、教師一同、使用語彙の選出やカリキュラムを工夫しています。

最後に「よろしくおねがいします」で、しっかり締めましょう。ということで、書ける学習者が前に来て、板書してくれました。

次に、こちらは本日のポートフォリオ(フォーム)です。テーマと目標をみんなで共有し、勉強したことをこちらに書き込んでいきます。このポートフォリオは皆さんの学習の記録になっていきますよ。

次に、「つなひろ(文化庁・日本語学習動画サイト つながるひろがるにほんごでのくらし)」を見てみましょう。

先生やクラスの仲間といっしょに動画を見ながら次回以降、勉強したいテーマを選んで、学びたい理由を日本語で考えます。ポートフォリオに書き込んでくださいね。最後に発表してもらいますよ~。

↑↑↑

こんなふうに、いくつものグループに分かれて、個々に必要なテーマ・レベルにあった日本語で、言いたいことや発表前のまとめ方を考えます。

実は、教室開始前に先生方は「個々の皆さんが、30分以内で伝えたいことを考えてまとめて、”発表できた”ということを目指せるよう、サポートしましょう」という目標を共有しています。本事業は地域日本語教育実践プログラム (地域日本語の教育実践)として、「チームティーチング」についても試行錯誤中です。

・・・

さぁ、しばし授業はそれぞれのグループの先生方にお任せして、子どもたちの様子をチラリと見てきましょう。

このクラスでは学習者が親子で通えるよう、未就学児(託児)と学齢期(学習支援)のお子さんを受け入れています。

ただし、人数に限りがありまして、ご相談の上となりますm(__)m)

・・・

さて、大人のみなさん。30分経ちましたが、発表できそうですか?発表の順番はどうやって決めましょうか?!

そう呼びかけたところ、「最初はグー」「じゃんけん」というお声がチラホラ。お子さんを日本の幼稚園に通わせているお母様方は、子どもの遊びにお詳しいのですね。

「じゃあ、じゃんけんを知っている人は、やり方をみんなにも教えて」ということで、学習者同士でじゃんけんをリードして、発表する順番を決めました。(「勝った人が最後ね」ということになったようです)

授業冒頭の自己紹介を前に付けてから、

・私は「銀行を利用しよう」を勉強したいです。仕事の関係で使いたいです。私は運営スタッフをしているからです。

・私は「銀行を利用しよう」と「役所に行こう」について、勉強したいです。なぜなら、役所は書類の関係で私たちの生活に必要だからです。

・私は「〇〇はどこですか」を勉強したいです。なぜなら、買い物をするときに場所を聞きたいからです。

・ぼくは、「あいさつをしよう」を勉強したいです。学校で使いたいからです。日本語を上手にしゃべりたいからです。

・私は、3つあります。ひとつはレベル2・シーン1です。ふたつ目はレベル3・シーン3です。みっつ目はここにはないけれど、主人の家族やおしゅうとめさんとうまくコミュニケーションを取れるようになりたいです。そのために、日本のマナーと、自分をアピールする日本語を勉強したいです。

~パチパチパチ~

 

みなさんが勉強したい内容と、その理由をお聞きできました。次回以降、講師陣でこれらのテーマをカリキュラムに落とし込んで、担当を決めてきますね。お楽しみに^^

最後に今日の感想を聞いて終わりです。みなさん、いかがでしたか?

・この「バヤニハンクラス」の意味を聞いて、私たち外国人にとって大切なことだと思いました。このクラスで日本語を勉強して、もっと自信を持てるようにがんばりたいです。

・今日は楽しかったです。いっぱい勉強になりました。

・たのしかったです。

・初めてで緊張しましたが、楽しかったです。

・私はこのクラスで日本語を勉強して、とてもhappyです。自己紹介を日本語でできるようになって、自信が持てました。

 

ポートフォリオの「新しく覚えた言葉」の欄には、「しゅじん」「ていねいなことば」「あらためまして」「と、もうします」「たすけあい」が挙げられました。

みなさんが書いてくださったポートフォリオは11月ごろ、ある程度まとまったところで振り返りの時間を取りましょう。ピンク色のファイルに、しっかり保管しておいてくださいね。

本日も、おつかれさまでした。

 

バヤニハン浜北 秋スケジュール

本日の教案(20220910)

 

 

【参加者募集中】フィリピノナガイサの人気講座に成長しました╱「生活者としての外国人」のライフステージに寄り添う地域日本語教育を考える

お待たせいたしました。公開講座のお知らせです。

今年も文化庁より委託を受けて、「『生活者としての外国人』のライフステージに寄り添う地域日本語教育を考える」を実施します。(共催:浜松市、後援:(公財)浜松国際交流協会(HICE))

この講座は今から2年前、思い切ってオンライン実施に切り替えたところ、全国の方々にご参加いただけるまでに成長しました。おととし・昨年、受講された方々が今、全国各地でそれぞれにこれまでのご活動をブラッシュアップされたり、新しい団体を立ち上げたりしてご活躍なさっています。

このような方々と、活動するうえで情報交換できるネットワークが築けたことも、私たち団体にとって大切なつながりになっています。皆様、本当にありがとうございます。

ところで令和元年6月28日に公布・施行された「日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第48号)」の基本理念の一つに、

「国内における日本語教育が地域の活力の向上に寄与するものであるとの認識の下行われること」というのがあります。

今年度はこの「地域の活力」について理解を深めるべく、カリキュラムを考えました。リピーターでのご受講も、ご新規でのご受講も大歓迎です。お申込み、お待ちしております。

参加お申込みフォーム 「こちら

 

最後になりましたが、本講座へのご参加に際して、注意点は次の通りですm(__)m

 

・「第1期(11月5日) 公開部分のみのご参加」or「第1期&2期(11月5日~1月21日) シリーズ通してのご参加」のどちらかをお選びください。

・「第1期&2期」の両方をご希望の場合、基本的には全出席できる方とさせていただきます。

・基本的に「顔出し」での参加をお願いします。

・もう一度。お申込みはフォームからよろしくお願いします。「こちら

 

***

 

写真は昨年度、ご受講くださいました皆さんです^^

 

第11回 東アジア包摂都市ネットワーク(EA-ICN)・ワークショップにて事例発表

本日、代表理事・松本が「第11回 東アジア包摂都市ネットワーク」にて、事例発表を致します。

最終日の明日、都市ネットワーク会議では浜松市からの報告もあります。

 

主催: 大阪公立大学都市科学・防災研究センター、ICN-Japan、ICN-Korea、ICN-Taiwan、ICN-Hong Kong(準)

後援: 大阪市、八尾市、インクルーシブシティ研究会

詳細は「コチラ」をご覧ください。

 

【出演します】多文化フェスタはままつ2022 in ソラモ

久しぶりのイベントです。当法人の子どもたちも参加します!

多文化フェスタ浜松2022 ウェブサイト「詳細

ぜひ、来てくださいね^^

 

多言語による動画でも、イベントの告知をしています。

★フィリピノ語 動画「こちら

★日本語 動画「こちら

★英語 動画「こちら

★ポルトガル語 動画「こちら

★スペイン語 動画「こちら

★ベトナム語語 動画「こちら

★浜松経済新聞にもイベントのことが載っています「こちら

 

最後にちょっとだけ、練習風景をお見せします!エアコンのない体育館ですが、子どもたちは暑さを忘れて練習に集中しています。それぞれにバイトや、夏休み中の小さい兄弟の面倒を看るなど、やることがあって全員揃うのは大変。また、バンブーダンスは床を叩きますし、ヒップボップダンスも足音の騒音が理由で、練習場所を探して抑えるのが大変でした。

決して十分とは言えない練習期間ですが、子どもたちの中でリーダーを決めて、練習日の段取りをしています。選曲や振付もすべて、子どもたちがしています。

ステップのシミュレーション中?!

ご覧ください、この躍動感!

バンブーの叩き方について、話し合っています。

ヒップホップと伝統的なバンブーダンス、両方に出演する子は、練習をうまくハシゴして参加しています。

練習の見守りと衣装制作は、有志の保護者の方がしてくださっています。

みなさん、8月28日にソラモで会いましょう♪

浜松市立中央図書館リニューアルに際して

さっそくですが今夏、浜松市立図書館がリニューアルしたことを、みなさんはご存知でしょうか。

中央図書館はもともと、日本語教育や多言語の蔵書が豊富でしたが、それらはより手元に取って見やすい場所へ置かれています。

また、座席は「閲覧スペース」「グループ閲覧室」「読書室」と用途に合わせて種類が増えました。

それぞれの席はウェブ上で事前予約も可能とのこと。仲間うちでの調べものや勉強には、「グループ閲覧室」もいいですね。

ところでリニューアルに際して、中央図書館から当法人に「館内利用マップの多言語翻訳のうち、フィリピノ語」を頼まれておりました。現在、図書館へ行きますと置いてあります。ぜひ、みなさんもお手に取ってみてください。

市内約90もの国と地域の方々が暮らす浜松市ならではの対応。現在8言語で書かれています。

翻訳へと橋渡ししてくださったご担当者の方がいて、翻訳してくれるスタッフもいます。こうして市民が集う図書館のリニューアルに際して協力できましたことを、うれしく思います。Maraming salamat po.ありがとうございます。

★中央図書館について「こちら

持続可能な地域社会の形成 ~協働センターでの日本語教室活動から~(浜松市再委託事業・ご報告)

おかげさまをもちまして8月6日(土)、浜松市地域日本語教育の体制づくり推進事業「週末浜北区コース」が終了しました。

5月から「ひらがな・カタカナ」、6月には「漢字」の勉強に入り、最終日は「漢字で住所を書く」という学習内容でした。

…が、実は最終回、漢字で住所を書く「練習」はしていないのです。でも、みんな「できた」という取組をしましたので、下記、ご報告を申し上げます。

(*^^)v

このクラスでは5月からずっと、「最終回には漢字で住所を書くよ」「協働センターの窓口に行って、住民票の申込書に書くよ」とアナウンスし続けてきました。

あわせて、早くから皆に「こちら」のハンドアウトをお渡ししていました。(2020年度の報告として、文化庁に提出したオリジナル教科書より)

 

さらに毎回、授業が終わるたびに「宿題で住所を書く練習をしておいてね」と伝えたり、「授業は1時からだけど、12時半には部屋を空けておくので早めに来て練習してもいいよ」とアナウンスしたり…。

またLINEでは、「みんな、住所書いてる~?」と動画メッセージを送ったり(笑)

筆順アプリ」を紹介したり…などなど。

(写真は「ちょっとずつでいいから、やってみてね」をLINEグループに動画で送るの図)

皆さんがお持ちの在留カードに「漢字のかたち(答え)」が書いてあることを手掛かりに、「自主的に取り組んで書けた」というゴールに向けてサポートしていきました。

平行して、他の漢字学習はカリキュラム通りに、テーマに沿って進行していきました。とくに浜松市から指定の「ベーシックストローク」「薬局」「病院」「道」というテーマについては各語彙の書き順はもとより、自主学習では難しい字のバランス、成り立ち、意味などの「漢字の基礎」を日本語教師が教えながら、そして教室補助者も細やかにサポートしながら、チームティーチングで展開してきました。

ところで、漢字で住所を書くことについては、

・暗記していないけど、書いた経験がある

・上手に書けないけど、書いた経験がある

・ふだん、ローマ字で書いているけど「書けるようになりたい」と思っている

多くの方は、こんなふうに「一度は書いたことがある」「書けるようになりたい」という「動機」を持っているのではないかと考えます。

他のテーマで学んだ漢字の基礎や学び方を使って、自力で住所を書ける、そして、「できた」という皆の自信をより深いものにしたい。教室活動と社会のリアルを結び付ける取組実践はどうしたものか。

そこで、協働センターの職員さんに協力をお願いすることにしました。

「私たちは毎週、漢字の勉強をしていますが、最後に住所を書きたいと思っています。実際に窓口で住民票の申込用紙に記入するというワークをしたいのですが、協力していただけませんか」とお願いしたところ、ご快諾いただきました。センターからは職員の田中さん(仮名)がご担当してくださることになりました。

こうして迎えた当日。

田中さんには事前に静岡県の「やさにち富士夫くんバッジ」をお渡ししてあったのですが、エプロンに付けて教室へお見えになり、「私、やさしい日本語で話せるかしら~」と活動への参加を楽しみにしてくださっているご様子。

しかも!田中さんは、本来A5サイズの住民票の申込書を、ホワイトボードに貼って説明するためにA3サイズに拡大印刷してきてくださったのです!用紙の色まで本物の申込用紙に合わせていただき、ありがとうございます^^

 

ほかにも、住民票の申込書に書くときの注意点や外国人市民が窓口へ来て、よくあるケース(持ち物や本人確認、申請目的に合わせたレ点を入れる箇所など)、協働センター窓口で取得できるその他の書類についても、とても丁寧にユーモアを交えて教えてくださいました。その様子は、これらのお写真から伝わるでしょうか。

「本人確認書類は、車に乗る人は免許証でいいし、いつも持ち歩いている在留カードでもいいのよ。マイナンバーカードでもいいけど、あれはなくすと大変だから、持っている人はちゃんと金庫で保管してね。なくさないように気を付けてね」と、みんなのことを心配し、気遣ってくれました。

(みんな金庫を持っているかな!?と見守りつつ、少なくても田中さんが皆のことを気にかけてくれている様子が伝わってきます♡)

 

ある学習者がポロリと。「この人、いい人だね。(サンプルで見せてくれた)免許証もゴールドだしね」と言っていました。

何か、心に響くものがあったのでしょう^^

さて座学が終わり、田中さんは「私は先に窓口へ戻るわよ。あとで、待っているから。心の準備ができた人から来てね。」とメッセージを残して去っていかれました。

皆は教室で、バイリンガルや日本語の先生たちと住所を見ないで書けるか、最終確認をして…

さぁ、いよいよ「漢字で住所を書く」という本番です!順番に窓口へ行きましょう。緊張感の中、思い思いに最初の一言を窓口で切り出します。

「すみません、住民票お願いします」

「すみません、田中さん、いらっしゃいますか」

みんな、すごく真剣!

田中さんが一人ずつ、「がんばったわね。書けたわね。大丈夫!わからないときはこれからも、私に聞いてね」とお言葉をかけていきながら、皆が書いた申請書にシールを貼っていってくださいました。

協働センターに行ったら、田中さんのような職員さんがいてくださると、安心ですね。互いに関係性を築き、安心した環境下で「漢字で住所を書くことができました」。

この取組について、学習者の皆さんの感想ですが、教室へ戻って来るやいなや「キャー、先生、うれしい!できた~(><)」と小刻みに足踏みして喜ぶ方もいましたし、

★自力で書けて、楽しかった

★Self confidenceになりました

★次は、印鑑登録をしてみたい

というお声が聞かれました。

それから印象的だったのは「いつも、ローマ字で書いていたときは長くなってしまって、申請書の枠内に入らなくて、すごく嫌だった。漢字なら、このフレームの中に収まる!書けるようになって、よかった」とおっしゃった学習者がいたことでした。

漢字で書くと枠内に収まるという喜びを得て、これまで潜在的に感じていた不快感・困っていたことに気づかれたようです。ご自身でそれを解決して、晴れ晴れとした表情をしていらっしゃいました。この方、妊婦さんなのですが、これからたくさん書類に住所を書く機会があると思います。よかったです。

・・・

ところで来年2月ごろ、浜松市は窓口での住民票をはじめとする書類申請はペーパーレスになっていくそうです。「だったら、漢字で住所を書けなくてもいいんじゃない?」というお声も聞かれないわけではありません。

ですが、「書けるようになりたい」「書けるようになった」という「思い」を汲んで、地域が理解を示し、寄り添う意味は大きいと思います。

日本語教育を取り巻く施策が激動の今、「地域活性化」を目的としたビジョンや理念、あり方が示されつつありますが、現場は事例という形にして、どんどん輩出していきたいです。

みなさん、またお会いしましょう。

 

★9月10日からは「バヤニハン~みんなで地域をつくっていこう~」の浜北クラスが開講です。引き続き、よろしくおねがいします。

職業訓練の説明会をしています。

 

★職業訓練については「こちら

 

ところで、このようなご相談・ご質問はありませんか。

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