9月15日。今年のバヤニハン人材育成講座の初回が開催されました。
北海道から九州まで、日本各地の地域の日本語教室や行政機関の皆さんが
約50名ご参加くださいました。
参加申し込みのメールには、「行政との連携を模索しています」というお声、
「(人が集まる!学習が続く!という今年のテーマが)同じ悩みです~」というお声。
同じ思いで活動に取り組んでいらっしゃる方々が全国にたくさんいらっしゃるのだなぁとワクワク。
登壇いただいた浜松市国際課の松井様からは、行政とNPOなど民間団体が両輪となって、
学習者のライフステージに沿った様々なニーズに対応していくという浜松市の取組を。
岩手大学の松岡先生からは、行政であれ民間であれ、必要なのは単なる「語学教育」なのではなく
「生涯教育」なのだという覚悟を。
お二人からは共通して、日本に移住した外国人の方々の自己実現(どういう人生を送りたいのか、
何ができるようになりたいのか)を支えることが大事なのだというお話をうかがうことができました。
将来のビジョンをしっかり描くことが、今年のテーマ「学習動機」につながるのだと納得しました。
とはいえ、将来のビジョンって、みんなが明確に意識しているのでしょうか?!
そしてそれを聞き取ることの難しさも日々痛感するところ。
個人のつながりをきめ細やかに育んでいけるという地域日本語教室の強みを生かして、
どうやってそこに取組んでいけるのか、引き続き次回以降も考えていきたいと思います。