こんにちは。

 

このたび、当法人と

ヒューマンアカデミー浜松校様の共催で、

「やさしい日本語ワークショップ」を

実施いたしました。

 

これに際して、

やさしい日本語ツーリズム研究会に

ご尽力いただきましたこと、

心よりお礼申し上げます。

https://yasashii-nihongo-tourism.jp/

 

さて、報告です。

 

本投稿は、

 

①株式会社電通の吉開章様による

「やさしい日本語」のインパクト

の続きです。(こちら

 

講師は名古屋にあるCHEERSの

https://www.facebook.com/nihongo.teachers.nagoya/

横山晶子先生です。

 

そして、ここからは当法人も出番です。

 

重要ミッションを受けて!?

定住外国人の皆さんがワークに参加しました。

(写真は会場に入る前に撮影したもの)

 

そのミッションとは、ワークをする中で、

「この伝え方はよくわかった」

「これは、よくわからない」と、

日本人参加者に忌憚なく意見を言うことでした。

 

最初は緊張な面持ちでしたが、

横山先生のリードですぐにグループで、

打ち解けたようです。

 

まずは日本人に、タガログ語や英語の

自己紹介を教えるということから。

 

「えっ?!日本語の講座じゃないんですか?!」と

驚く方もいらっしゃると思いますが、

 

「やさしい日本語」の本質を知るための

ウォーミングアップといったところでしょうか。

 

これには教える側も教わる側も、

大変苦労されていらっしゃいました。

 

とくにタガログ語^^;

教わる側は不慣れなタガログ語に一苦労

(綴りもわからないので、メモも取りようがない)

 

教える側は、「よろしくおねがいします」に

該当するタガログ語が見つからない…

困った(><)

 

笑いあり、隣の人に聞きまくりの時間でした。

 

・・・

次に冬らしいワークを2本と、

今回協力してくれた外国人主婦の皆さんや

ALT経験者に合わせたワークを1本。

 

★1つめ「インフルエンザ」とは?

 

・「ワクチン」というカタカナ読みは、本当に通じる?

・倦怠感を、どうやって説明する?

・「うがい」ってどうやって説明する?

→ワークでの交流を通じて、

アメリカではマウスウォッシュが主流ということが判明

 

・バランスの取れた食事を採って、よく休養してください!?

 

★2つめ

クリスマスについて、

読み札カードに書かれたものを

「やさしい日本語」で説明してみよう。

 

・クリスマスにないと困るものは何?

・街の様子はいつもとどう違う?

・クリスマス特有の食べ物や飲み物は?

 

「困る」「様子」「特有」という用語を、

どうやって伝える?

 

伝えないと、クリスマスのことが聞けない(汗)

 

★「やさしい日本語」の視点で、

学校のお手紙をリライトしてみよう

 

・・・・・

今日の講座ですが、

日本の皆さんは目から鱗だったようです。

↑これは、想定していたのですが。

 

もう一つの発見は、

外国人参加者の皆さんの明るい表情でした^^

 

もしかしたら、いつも 日本人の話す日本語には

雲がかかってる状況だったかもしれません。

 

それがこの日のワークで日本人が伝えた日本語は、

「なぜか、よくわかる!」

 

こういう体験をしてもらえたように感じます。

そしてタガログ語や英語で、

自己紹介をしてもらうという逆体験により、

 

自分たちが日本語を使って生活する苦労

日本人の側にも知ってもらえたことは

大きかったと思います。

 

結果、自分たちの話す日本語を、

皆さんが理解しようと頑張ってくれた…

だから、頑張って伝えよう。

そのように思って参加してくれたと思います。

 

帰りに、

「今日は、声をかけてくれてありがとう!」

「来て良かった」

って言ってくれました。

 

日本人ばかりの講座を外国の皆さんが受講することは、

勇気と努力が必要です。

参加してくれた皆に心から感謝いたいます。

 

Maraming salamat po.

Thank you.

 

日本人の皆さんにとりましては、

どんどん使ってみていただくのが良いと思います。

 

ワーク活動でしか

得られないこともありますので、

今後もこうした交流型の講座を

折に触れて取り入れたいと思います♡

 

ご協力いただいた皆様、

本当にどうもありがとうございました。

 

・・・

この日の様子は、

静岡あさひテレビ「とびっきり静岡」で放送予定

2019年1月8日(火)PM6:15過ぎ