毎週金曜日、日本滞在年数の長い方を対象に、バイリンガル人材を発掘、育成するためのクラスをしています。
初回、生徒はフィリピンの方が4名、ブラジルの方が4名、合計8名の方の参加がありました。
クラスは2時間。
前半は読解、
後半は活動を通して、サバイバルで身につけてきた日本語をブラッシュアップしていきます。
この日の読解は、「図書館の利用案内から、必要な情報を読み取る」という勉強です。
「案内に関するチラシや看板」というのは、よく読むと欄外に注意書きや付記があったりして見落としてしまうこともあります。
付記は「なお」や「また」「ただし」で始まる一文が添えられています。
後半は、活動を通して「自分の言いたいこと」の日本語を整理していきます。
これまで自己流で使っていた日本語を、
「もっと丁寧に伝えるには?」
「もっと端的に伝えるためには?」
「イントネーションやリズムは?」
「文法は?」
などの観点から見直します。
学習者同士で聞きあい、そしてアドバイスしあい、そこに講師が解説を加えていくという手法で進めていきます。
この日は「電話で、レストンや病院の予約」のロールプレイを行いました。
いろいろ、丁寧な表現が出てきましたよ。
さすが、滞在年数の長い皆さんです。
これから、いっしょに勉強しましょう。