今日は事務局から
①進路相談会
②高校進学説明会
を行いました。
とくに②の高校進学説明会では、ここ数年の外国籍児童の受験の傾向や対策を中心にお話をしました。
フィリピン人のお母様から、「自分も滞在年数が長くなり、ある程度の生活上の日本語を理解はしているけれど、子どもにはこれ以上の日本語を覚えてほしい。私の日本語力では、受験に対応した勉強を教えてあげられない。だからこの説明会に来た」というお声がありました。
子どもの将来に関心が高いご家庭では、こういった会の呼びかけには必ず親子で参加します。
これはとても大切なことです。私たちの会は子ども支援に関わり7年目となりますが、「親子で参加する家庭」のお子さまは学習意欲も高い傾向にあります。
できる限り、私たちも応援していきます。
今日の後半は
現役高校生、日本の高校を卒業した青年(24歳)が「先輩として」、
進学や高校生活、日本で生活していくために必要だと感じることをアドバイスしてくれました。
年齢が近いロールモデルとしての先輩から聞く話は、身近でもあり、重みもあります。
少し厳しい現実的な話も織り交ぜていました。
おそらくそれは身を持って、当人達が感じていることなのでしょう。
「高校へ入ったら、日本語能力検定試験も受けておいたほうがいいよ」
「私たちフィリピン人は英語もできるから、TOEICスコアも出しておいたほうがいいよ」
「漢検って知ってる?」
・・・などです。
つまり、
「高校の勉強とは別にもう1つ、2つのスキルを身につけてから卒業したほうが、社会に出てからも役立つよ」というアドバイスでした。
これから受験を考えている子どもにとっては少し重荷になっていることが伺えましたが、当事者同士で語り合い、将来の可能性を話し合うのはとてもいい時間だと考え、この場は「先輩」たちにお任せしました。
大雨の中、みなさまおつかれさまでした。