こんにちは。
すっかり秋も深まり、
気温が徐々に低くなってきています。
さて、先日
「給与明細の見方と確定申告」という
講座を実施しましたのでご報告いたします。
この講座は税理士による税金講座と、
社会保険労務士による社会保険講座の
二本立てです。
税金については今年も
控除の種類についてお話をいただきました。
フィリピンにいる家族を扶養している場合には、
「バランガイ証明書」が必要です。
また、仕送りした一人一人の振込明細書も必要です。
まとめて複数人分を代表者へ送った
というような明細書では、
扶養控除を受けることができません。
日本側の書類というのは揃えやすいのですが、
大変なのはフィリピン側での書類を、
漏れなく揃えることです。
この点は今後、説明する際の課題です。
後半は、日本の社会保険制度についてです。
そもそも日本の社会保険制度というのは
「相互扶助で成り立っている」
これは毎年、話のスタート地点となっています。
「親族」の捉え方についても質問を受けました。
社会保険での扶養家族とは、
日本に居住地があることが前提です。
ところで、この講座はもう7年目になります。
これまで日本側の制度や仕組みのことだけ考えて
講座を組み立てて参りましたが、
皆さんからの質問、時流を考えると、
書類においては、
送り出し国としてのフィリピン側とのつながりも
考える必要がありそうです。
今後も先生方にご相談し、
講座内容をアップデートしてまいりたいと
思います。
税理士法人黎明の税理士、澤谷先生。
社会保険労務士、湊先生。
今年もどうもありがとうございました。