滞在年数の長い方々の
「労働に関する法律について勉強したい」
というリクエストに応じて、
弁護士の長野修一先生を招聘して
講座を実施しました。
翻訳、通訳を入れて提供できるのが
当法人の強みです。
先生から、
会社の「就業規則」がどこにあるか聞いて、
コピーして理解しておきましょう
というお話をいただきました。
ここでふと思ったことですが、
もしかして皆にとって、
従業員全員が把握すべき「就業規則」と、
個人が会社と結ぶ「雇用契約書」の
二つの存在が曖昧なんじゃないかな
ということです。
「雇用契約書」=「就業規則」
って思っていたかも?!しれないし、
効力は、
「雇用契約書」>「就業規則」
って思っていたかもしれない。
でも、この2つを把握して比べて、
初めて自分の労働環境の整合性を
確認できる
と言えそうです。
「就業規則」は、会社が社員全員に対して
周知する義務はもちろんのこと、
不利益変更禁止が原則だから
なんですね。
「就業規則」には記載されているのに、
個人に渡される「雇用契約書」には
記載されてなかったり、
違うことが書かれてたりしたら??
そういう意味でも2つは別物、
だけど2つを保管、把握することが
大事だと思いました。
そのほか、この日は
★フルタイムパートとは?
★有給休暇の規定と取り方
★労災保険
について
お話がありました。
講座後、この日の話を
Facebookで仲間にシェアしてくれる人もいました。
有給については、
「厚生労働省」「有給」で検索すると、
詳細が見られるそうです。(英語あり)
フィリピノナガイサでは今後も、
皆さんのご要望を聞きつつ、
活動経験から、国籍問わず、
お聞きいただけるテーマを取り上げていきます。
外国人を取り巻く環境の周知に
努めてまいります。
よろしくおねがいします。