7月3日(日)バヤニハン日本語教室浜北クラスがありました。
3回目を終えたところで、浜北地区に暮らすフィリピン人が33名在籍しています。
初回はスタッフのクチコミで、2回目以降は1回目に受講された方のクチコミで、教室の存在が広がりました。
このクラスに通う皆さんは、ひらがな・カタカナ・漢字の読み書きへのニーズが大変強くあります。
まずは文字の読み書きをよく求められる場面を想定してみました。
学習者に聞いたところ「申込書を書かざるを得ない状況のときに困る(市役所、子供の学校関係の書類、銀行開設、郵便局など)」ということでした。
そういったときにまず書くことになるのは「名前」と「住所」です。
この日の目標は3つ。
□ 自分の名前をカタカナで書けるようになること。Naisulat ko ang aking pangalan sa letra ng Katakana.
□ 「浜松市浜北区」が読めるようになること。Nabasa ko ang 「Hamamatsu Shi Hamakita Ku」
□ 「浜松市浜北区」が書けるようになること。 Naisulat ko ang 「Hamamatsu Shi Hamakita Ku」
このうち、「住所」について学んだことを報告します。
使った教材はフィリピノナガイサHPより、
「ホーム→日本語の教科書→補足資料をダウンロードする→p.2」
です。
集住地区に教室を設置しているので、大半の方の住所は途中まで同じです。
今日は「浜松市浜北区」の読み書きをがんばりましょう。
「ところで、「浜」を使ったほかの言葉、知りませんか?」
「LAKE!?」
「浜松の有名なLAKEって、何でしたっけ?」
「…HAMANAKO?」
「浜は〝浜名湖の浜〟です。『浜』って湖の中?外(きわ)?」
「外」
「そうですね…、あれ?フィリピンにも『浜』、いっぱいありますよね^^」
「ほんとだ~!『浜』って、そういう意味だったんだ」
・・・と、こんな具合で漢字に親近感を持ってもらいながら学びます。
こうして全体で練習、そのあとボランティアさんを交えて個別に練習を重ねて
「書けるように、読めるように」授業をしています。
次回は「病院で受診する」というテーマで学びます。
7月17日(日)13:30~15:30 浜名協働センターです。