理由を伝えて、「休みます」「おくれます」を言いましょう

最近バヤニハン日本語教室では、出入国在留管理庁が出している「生活・仕事ガイドブック(やさしい日本語版)」を教材に使っています。

今日はここからp.13の「市役所・区役所」のところを読み、そこから発展する形で、仕事を「休みます」「おくれます」を理由を添えて伝える練習をしました。まず、読みましょう。

市役所はどんなところ?「生活が変わったら行くところ」「生活にこまったら行くところ」
大事なポイントは色を付けて覚えます。

「みんなが市役所へいくのは、どんなとき?」と質問しました。「戸籍謄本、住民票、税金の書類がほしいとき」ということでした

「転入届」「転出届」では、とくに「出(out)」「入(in)」の漢字の意味を知り、矢印やイメージ図で文章全体のニュアンスをつかみました。

ところで、引っ越し時は結構バタバタしますし、書類の提出関連でしばらく仕事にも影響が出るもの。次に理由を伝えて、休みの許可をもらう言い方をみんなで考えました。

仕事を休みたいとき、遅れてしまうとき、市役所へ行く以外にもいろいろありますよね。「どうしても」という理由を考えて、会社の人にていねいに伝えられるようにしましょう。

日本語そのものも大事なのですが、コミュニケーションが成立するための「伝え方」も大事ですよね。みなさんが考えた伝え方で「いいな」と思ったところは、

★自分の名前を先に言ったところ

★休んだり、遅れたりしたい日を入れて、伝えたこと

★自分の用件だけを一方的に言わずに、最後に「いいですか」「だいじょうぶですか」と尋ねるようにしたこと

・・・日本で働いた年数が長い方もいて、滞在年数の浅い人たちに日本語以外の「立ち居振る舞い」「マナー」をアドバイスしていました!おみごと^^

それから、英語やタガログ語では「休みます」が先でそのあと理由を言うのに、日本語は理由が先で「休みます(おくれます)」という用件が後なんだ…という気づき。

これは、日常生活の中でも自国の言い方をサバイバル日本語に翻訳した状態で、先にバシッと「休みます」と言ってきた可能性が(;・∀・)

しかし、長年の習慣はなかなか変わらないもの。もし「休みます」と先に言ってしまったとしてもダメということではなくて、先に言ってしまったら、すぐ後に続けて「病院へ行くので」と順番が逆になっても大丈夫。「いいですか」「大丈夫ですか」を添えればそんなに印象は悪くないということも共有しました。

でも、理由をスラスラ言えずにモゴモゴしてしまうのは、「事情があって休む」ということが伝わりにくくなってしまうので、理由はきちんと言えたほうがいいですね。

最後はいつものように、記念撮影を^^

「今日は教材を持って」ではなくて、静岡県からいただいた「やさ日富士夫」くんのやさしい日本語バッジをつけてパチリです^^

やさしい日本語、お願いします。/話そう、やさしい日本語。(静岡県「やさしい日本語」の取組

本日、新たに入会したり久しぶりに来た生徒もいたりしてレベルがバラバラ(^^;)急遽、クラスと部屋を分け、講師陣も手分けしてグループ(クラス)を増設!!

そんなわけで、「やさ日ふじ夫」くんバッジを全教室へ配布しに行くことができませんでした。まだ、お渡しできなかった生徒さんたち、ごめなさい(><)

このあと、順次お渡ししに行きたいと思います!!

(ご報告)バヤニハン日本語教室で作成したポスターを掲示しました^^

みなさん、先週の授業を覚えていますか?(こちら

できあがったポスターを、南部協働センターに掲示しましたよ♪

みんなで使うトイレ、気持ちよく使えるようにしたいですね。

「いい活動ですね、ぜひ貼ってください」と、掲示することをご快諾いただいた南部協働センターの職員の皆様、どうもありがとうございました。Maraming salamat po.

面接・作文クラス

今年度は、高校を受験する生徒が例年より多いです。

受験生と言っても、フィリピノナガイサに通う児童生徒の場合、市内中学校3年生の子もいますし、学齢期を超えている若者もいます。みんな、目標に向かってがんばって勉強しています。

「面接シート」と呼ばれる、面接でよく聞かれる質問リストに答えられるよう練習をしたり、作文で過去出題されたテーマについて書いたりして、受験に向けて準備中です。

文化庁事業「第二回、運営委員会」ご報告

今回は、会議のご報告です。

フィリピノナガイサは文化庁より委託を受けて、「生活者としての外国人」のための日本語教育事業を実施しています。遡りますと2010年にフィリピノナガイサとして初めてこの事業を受託しており、かれこれ10年の歳月が流れたことになります。

本事業には運営委員会の設置が義務付けられています。委員の方々の変遷はあるものの、代々、時に忌憚ないご意見を頂戴し、励ましていただき、ずっとこの事業を支えてくださってきた、そんな大切な会です。

本日は今年度の2回目の委員会でした。委員の皆様からはコロナ禍においてもオンラインを駆使するなど、とにかく活動の手を止めていないことをご評価いただきました。

また、文化庁事業を幹としながら会の存在が周知され、活動が幅広く発展していることについても励ましのお言葉を頂戴しました。

いっぽう、「こうした活動を公的機関だけでなく、民間や一般市民に広げるためにはどうしたらいいのか」という課題も洗い出しました。これは、長年解決せずに残ったまま来ています。

私どもは「みんなで地域をつくっていこう」の事業名称にある通り、在住フィリピン人が地域の関係諸機関や日本人住民と円滑な関係を結び、地域の一員として参加できる社会づくりのために、努力してまいります。

委員の皆様、本日は誠におつかれさまでした。ありがごうございました。



「~ないでください」を使って、南部協働センターのトイレ用ポスターを作りました!!

今回は「バヤニハン日本語教室」について書きます。このクラスには、サバイバルで日本語を身に着けた人が比較的多く、日本語を聞いたり話したりすることが不自由な人はあまりいません。そのため、今年度は読み書きや文法知識の穴埋めを意識して進めています。

ここ数回は動詞のグループ分けと変化を集中的に勉強してきました。

教室活動のほか、SNSを利用して動画配信で自律学習にも伴走しています。こうして、教室に来られない人も見られるよう配慮しています。

教室では前の回や動画の復習をかねて、みんなが自宅で書いてきたものを講師が確認します。「はじめまして」の方も「お久しぶりです」の方も、動画を見てくれているので、すぐに授業についてこられます。

動詞の変化を短い文章のかたまりに挿入してみました。学習者の皆さんから言葉を引きだし、それにシチュエーションも添えてもらいました。どんどんアイディアが出てきましたよ^^

「まだ、プレゼントをあけないでください(学習者)」「どんなとき?(講師)」「誕生日(学習者)」といった具合です。

「もう、(私のことを)待たないでください」は韓国ドラマの見過ぎかな!?(笑)

次にもっと定着を図るため、出入国管理庁と文化庁が出した「生活・仕事ガイドブック(やさしい日本語版)」を使いました。公的機関からは「やさしい日本語」で様々な資料が発行され、情報提供されています。「やさしい日本語」だと、みなさん日常で聞いたり話したりしている言葉に近いので、内容がわかりやすいです。

今回はp.89の「騒音」の箇所から、×印のやってはいけないことを「~ないでください」に言い換える練習をしました。声に出して読み、書き留めます。

生活が長いからこそ混乱する言いかえもありました。「大きい音で音楽を聞いたり、テレビを見ないでください」(・・? あれ?ちょっと変ですね。

正しくは、「大きい音で音楽を聞いたり、テレビを見たりしないでください」ですね。Ⅲグループ「する」を「しないでください」に言い換えます。

最後に「活動」として、毎週利用しているこの浜松市南部協働センターのトイレを、ほかの利用者さんにも気持ちよく使ってもらおう!ということで、ポスター作成をしました♪

活動の趣旨が伝わるよう、バイリンガル講師がタガログ語でサポートしてくれます。みんなで、いいものを作りましょう。
事前に、トイレの注意喚起にどんなものがあるかを、みんなでシェア!そのあと、だれが何を書くかを決めて・・・

いざ、書きます!!

できあがり♡

わ~い!(^^)!

後で、協働センターに話をしたところ、「ぜひ、トイレに貼ってください」とおっしゃっていただきました!職員の方々が一つずつに目を通して、「これは男子トイレに欲しいね」「これは女子トイレじゃない?」と…。それぞれ、守られていないところに貼りたいということでした。役に立てる活動ができて、よかったです^^

後日、ラミネートしてから、改めて協働センターに持っていきます。次回、みなさんが来た時には貼ってありますのでお楽しみに。