【つなひろ】「なにかあたらしいことをやりたいです」→「かしだしカードをつくります」

当法人の日本語教室では、よく文化庁日本語学習サイト「つなひろ」を使います。以下、その活動報告です。

①レベル2(シーン7-2)「なにかあたらしいことをやりたいです」を視聴して、必要な日本語を覚えました。

 

②レベル2(シーン11-1)「かしだしカードをつくります」を視聴して、図書館の貸出カードを自力で作るイメージを膨らませました。

覚えてほしい日本語は、図書館の受付を訪ねての第一声。動画では「すみません、初めて来たんですけど」となっており、これはこれで使えると良いですね。さらに、これまで視聴してきた「つなひろ」の他の課では、「すみません、~したいです。」となっていたことを思い出し、これも今回のシチュエーションで使えることを確認しました。

このケースだと、「すみません、かしだしカードを作りたいです」となりますね♪

…シーン7-2では、オウさんの職場の先輩が「あとは、図書館の人が教えてくれますよ」と言っていたので、とにかく図書館へ行ってみましょう^^

その前に、教室で実際の貸出カードの申込書を書いておき、それを持っていくことにしました。在留カードと貸出カードの申込フォームを見比べながら、必要箇所に記入していきます。

 

参考動画はコチラ(つなひろ「見ながら書いてみよう」

在留カードには記載項目がない和暦や郵便番号など、新しい情報も追加で覚えました。これらは、高校受験でも必要な内容ですね。

ところで、会場の南部協働センターは、浜松市立南図書館が併設されています。そこで、記入した申込書を持って、いざ南図書館へ移動!

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みんな、第一声言えるかな。図書カード、一人で作ることできるかな?やってみましょう。「すみません、貸出カードをつくりたいです」…

やったね!!みんな、無事にできたみたい^^図書館の利用方法についても説明を聞きました。借りられる期間、返却方法、休刊日など。

次回の教室活動では、この「利用案内」説明書を読解問題に使って、図書館の方のご説明を振り返ってみましょう。

みんな、また来週~

 

(※図書館では、許可を得て撮影させていただきました)

浜名2期 終了しました(ご報告)

このたび10月23日に、「浜松市における地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」第2期が終了しました。今期はフィリピンの方はじめブラジル、中国、ドイツの方がご参加になりました。

ところで「生活者としての外国人」で、「ひらがな・カタカナに全く触れたことがありません」という方は、ほとんどいらっしゃいません。

生活の中で少なくてもご自身のお名前をカタカナで書く機会はあったと思いますし、日ごろの生活で日本語を目にしない日はないのではないかと思います(家の外へ出れば、日本語の文字があふれています)。

「ひらがな・カタカナの読み書きができるようになりたい」と考えている方は多いのですが、「自主学習する時間がない」「覚え方がわからない」ということから、ひらがな・カタカナを体得する機会を逸して現在に至る方や、「日本語レベルは初級だ」と、自他ともに思い込んでいるケースも少なくないように思います。

そうした背景に配慮しながら、「エクササイズ感覚」で文字学習のコツをつかめるような機会を提供しました。

下記、そのご報告です。

①五十音表の仕組みを理解しよう

「これまで自分で五十音を書いてみたことはある、五十音の順番も知っている」という方は多いのですが、次のポイントを抑えていないことで、ひらがな・カタカナを覚えられずに苦労している人が多いです。

・五十音は基本的に「子音+母音」の組みあわせであること。これに文字が当てられていること。(「ん」は特別)

・子音と母音の組み合わせだけど、サ行(S)とタ行(T)では、「し」「ち」「つ」の発音は注意が必要であること

・母語との比較から、アルファベットで覚えたい人も国によって音が違うので確認が必要

・拗音は「イの段+や・ゆ・よ」の組み合わせであること。これには皆、「へ~」と言っていました。この驚きの背景にはこれまで、あてもなく拗音を丸暗記していたことが伺えますので大変だったと思います。音と文字の仕組みを知ることで記憶の負担軽減になればと思います。

 

②文字を覚える

五十音の読み書きについては、ドリルにひたすら書き綴ることをしませんでした。先に五十音の文字カードを学習者自身がハサミでバラバラにして、それを順番に並べ替えました。(なお、この文字カードは自宅学習にも役立ててもらいました)

この作業の狙いは、自然と心の中で何度も「あいうえお、あいうえお…」「かきくけこ、かきくけこ…」と唱えながら並べ替えることで、母音の語順を身に付けられることでした。

行ごとに語順が理解できると、動詞Ⅰグループの活用変化を理解する際の助けにもつながっていきます。こうして、サバイバルで身に付けた日本語をいつでも整理できるような準備をする…、冒頭申し上げた「エクササイズ」という表現につながっていきます。

ところで、並べ替えができたということは、音と形が一致したということでもあります。ここで初めて、練習帳に文字を書き込んでいきました。練習帳は書き順が示されているのでそれに倣って書いていきます。

(浜松市作成「ひらがな・カタカナ練習帳」を使って)

各自の進度に合わせて、ひらがな・カタカナの五十音の文字の読み書きを進めていきました。

 

③特殊音との向き合い方

母語ではない日本語を学ぶ難しさの一つに特殊音の存在があります。「災害に関する語彙や表現」を使って、日本語の音の要である「拍」と文字の照合をしながら理解を深めていきました。

日本語教育ではよく、拍の理解を促すのに「教師が学習者とともに手をたたく」ということを行いますが、当法人はそれをしていません。この方法で実は混乱をしている学習者も少なくありませんし、教師の側も手をたたきながらしゃべるのは、意外と難しかったりしますね^^;

このクラスでは「ぼうさいくんれん、音はいくつありますか?」とクイズ形式で呼びかけ、これについて学習者が各々「4?」「6?」「8!?」と考えて答えるということをしてトレーニングしました。

「答えは8個です。8個にならなかった人は、どこか音が抜けてると思いますよ~。いっしょに数えてみましょう」と言いながら、指を折って数えました。

当たった、はずれた!の一喜一憂を皆さん、楽しんでいらっしゃいました。

母語干渉により発音が不得意な音もあって、そういうところは教師が説明するより先に学習者同士でアドバイスし合う様子が見られました。いろいろな国の人が集まって勉強するということは、色々な音の研究者が集まっているとも言えます。これは、教室活動の財産です♪

互いの努力を認め合い、こんなにも手を高く上げて相手を賞賛する場面もありました。温かいクラスの雰囲気にほっこりします。

 

④ディクテーションは、スマホを使って

ディクテーションは宿題にしました。講師がその日に学んだ語彙を音読し、生徒はその場でそれを録音(録画)して保存して帰りました。その音源を自宅で聞き、文字を書く練習をし、翌週の冒頭、みんなでボードに書いて確認しあいました。

(「あし」と言っています(笑)↓)

 

⑤自主学習について

学習者と教師がLINEでつながり、授業時間外もオススメのアプリや勉強法について共有し合いました。また、かわいいスタンプを送り、学習の進捗を学習者同士で励まし合うこともありました。こうしてともに時間を過ごすことは、国籍を超えた関係性構築にも寄与しました。

つなひろ」や国際交流基金の「ひらがな・カタカナメモリーヒント」などを共有しましたよ。

授業終盤では思い切って授業時間内に「自主学習」の機会を設けました。クイズを互いに出し合う人や、一人で時間を過ごす人など、様々な学習方法で最終回のテストに備えました。

 

⑥レアリアを読んでみました

実際に「広報はままつ10月号」の「やさしい日本語」のページを読んでみました。声に出して、「読める!」実感を楽しみました^^

広報浜松は多言語になっていることも情報提供しました。残念ながら、「広報はままつ」の存在を知っている人がお一人もいませんでした。教室活動の機会をとらえて、市民サービスを周知していくことも私たちの使命として忘れてはならないと改めて思った次第です。

 

⑦無事に終了しました!

みなさん、修了おめでとうございます。おつかれさまでした^^

浜松市委託としてはこの日で終了しましたが、来週からは当法人が文化庁より委託を受けて主催する「バヤニハン日本語教室(浜北クラス)」として続きます。

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また来週お会いしましょう!

「やさしい日本語」でグローバルコミュニケーションを楽しもう!/みんなの笑顔を見てね!(第2部・第3部の報告)

初めて実施した、浜松市UD・男女共同参画提案事業の報告です。

ここでは、第2部と第3部の報告をいたします。

第1部で学んだ「やさしい日本語」「ボイストラ」「意思疎通」のコツや学びを活かして、楽器博物館では皆で写真を撮ったり交流したりしました。それを絵日記に書きまとめて発表するという活動をしました。

急遽、「それなら、みんなでお揃いのTシャツを作っていこうよ!」ということに。タイトスケジュールでしたがTシャツ完成もなんとか活動当日に間に合い、花を添えてくれました。

人が集まる活動はコロナ禍で委縮してしまいますが、限られた状況にあっても「とことん楽しむ」というのがフィリピノナガイサらしいです。

さて、第2部で撮影した写真が、会場の楽器博物館から参加者の皆によって「#yasashiinihongo」を付けてジャンジャンFBやインスタにアップされていきました。それを事務局でキャッチアップし、第3部の会場でプリントアウトしながら待機。

皆さんが楽器博物館から戻ってくる頃には、写真がプリントされているという…みんなのアイディアと機転で、ちょっとした旅行会社の企画のようなイベントに進化しました。

ぜひ、その写真の数々をご覧くださいませ♪

 

★第2部「浜松楽器博物館」見学・参加者の交流

 

★同じころ、第3部の会場では写真プリント中

 

★第3部「日記を書こう」

第2部の写真を使って、絵日記を書きました♪

 

 

書いたものを前に出て発表し合いました♡

 

最後に集合写真を撮りました^^

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<番外編>

浜松市UD・男女共同参画課より参加記念に、クリアファイルをご提供いただきました。Maraming salamat po.

 

この事業を支えた当法人のスタッフたちです!揃いのTシャツ、大成功でしたね!!

おつかれさまでした。