2月13日「フィリピノ語スピーチコンテスト」の参加者募集中!

2月13日「はままつグローバルフェア」内で、フィリピノ語スピーチコンテストに出場しませんか。優秀者にはトロフィーや賞品などの授与があります。お楽しみに♪

事前練習や本番は、オンライン・オフラインから選べます。

本コンテストは、浜松市共催、HICE後援、文化庁委託「生活者としての外国人」のための日本語事業の一環として行います。

 

参考までに…

過去、当法人の松本がフィリピンダバオで出場した「フィリピノ語スピーチコンテスト」の様子はコチラ

「やさしい日本語」講座のご報告╱静岡市清水区「船越生涯学習交流館」へいってきました

12月25日、静岡市清水区にある船越生涯学習交流館様から、「やさしい日本語」の講師依頼を受けて行って参りました。

こちらの施設、建物自体は築48年。以前は旅館だったそうですが、平成2年に地域の拠点として同センターとして区民の皆様に親しまれてきたそうです。

令和4年3月には改修工事のため閉鎖し、2年後にリニューアルするということですが、工事中は場所を移して施設を継続するとお聞きし、安心いたしました。

そんな施設の転機という大事な時期にお招きいただき、また区民の皆様の学びに「やさしい日本語」というテーマをお選びいただき、光栄です。

講座室に到着してすぐ、大きな窓から富士山が見え、出迎えてくれました。

反対側の眼下には、船越堤公園が広がっています。キンクロハジロという渡り鳥が悠々と泳いでいます。

なぜ、こんなにも施設周辺のご紹介をしっかりしているかと言いますと…

その答えは、本記事の後半へ続きます。さっそくですが、

①いつものように団体紹介をしました。自助努力団体としてスタートしたフィリピノナガイサですが年月を経て、今では日本人の会員も参加しています。グループメンバー間の交流はフィリピノ語はもとより、日本語も使われています。

 

②次に「やさしい日本語ならわかる」という人がいることを数字でご覧いただきました。ここまで、プロローグです。

 

静岡県「話そう、やさしい日本語。」の動画視聴をしました。こちらの動画は、「やさしい日本語」の概要がわかります。

 

④その後、「はさみの法則」の補足をしまして、

 

⑤段階を追って、難しいと感じる→やさしく感じるを体感を。

・聞くだけはどうか

・ふりがな・スペースなしのレイアウトはどうか

・ふりがな・スペースありだとどうか

・写真が入るとどうか…

まずはUD的な視点で「見た目」の段階を体感していただきました。

 

その後、皆で「はさみの法則」を使ったワーク活動へ。

今回使用した題材はこちら。船越生涯学習交流館のHPから、施設紹介の箇所です。

ワーク活動中は、こんなお声が聞こえてきました。

・「隣接」が難しいじゃん~

・周辺の自然について、あれもこれもいらん。ここは桜が有名だから、桜のことだけ言えばいいわよね?

・文化の香り高いって、何?!

・「船越生涯学習交流館」って名称は長いから、私たちも普段、使わないじゃんね。「船越交流館」はどう?

・「地域と行政とつなぐ情報センター」はキーだから、絶対入れないとダメだよね

・「各種講座を開催する」は、「色々な講座」に置き換えましょうか。でも、「開催」も難しい ですよね…

・後半は、「大人も子供も利用しやすいセンターを目指しています」でまとめちゃいましょう

・これ、元の文章がおかしいんじゃない!?

など。

ちなみに元の文章は「おかしい」とダメ出しされるものではなくて、それだけ「思いの詰まった施設」というところがとても大事だと思います♡

あれもこれも伝えたいこと、知ってほしいことがあって魅力ある施設だからこそ、ちょっとした工夫で、その思いをわかりやすく伝え、「誰でも」気軽に集まることを呼び掛けるものになりますね。

 

⑥「ワークをやってみて、いかがでしたか」

・言葉を短く切ったり、簡単な言葉に置き換えることが難しかった。日本語のバリエーションがすぐに浮かばなかった。

・外国人が思ったよりも多く、でも日本語でもわかるというデータがあるなら、「やさしい日本語」を勉強して伝えなければと思った。

・元の文章を作った方の思いを汲み取りながら、どこまで変換していいのかと言うことについても悩んだ。(「そうなんですよ、通訳者はこれと同じことをいつも感じて仕事をしていると思われます…」なんて共有も。また、「最近では『やさしい日本語』は多言語対応の一つになっているんですよ」というお話をさせていただきましたが、皆様、驚いていらっしゃいました)

・やさしい日本語は難しいんですね。

…そうなんです。毎度、同じ締めくくりで恐縮ですが、「はい、難しいと思います」。

 

⑦今日、取り組んでいただいた「やさしい日本語」は書き言葉でしたが、皆さんが相手を想像しながら言葉を選んだということ自体が、「やさしい」ということなのだと思います。

⑧そして、話すときは、ぜひ目の前にいる人と「どうすればもっと話すことができるか」を大切に、伝え方のバリエーションを増やしていただければ幸いです。

 

⑨最後には、

文化庁日本語学習動画サイト「つながるひろがるにほんごでのくらし」からパンフレットをお渡しし、教室活動での動画活用事例をお伝えしました。こちら、ご興味をお持ちいただき、「使ってみたい」というお声を頂戴しました!

静岡県やさしい日本語バッジプレゼント(普及のご協力、よろしくお願いします)

 

⑩(コロナ以前の)この写真でフィニッシュ

こちらの写真をお見せしたところ、ご参加者の方々から具体的なご質問が出てまいりました。「実は、こういう活動をしたいと思っていた」という方が複数いらっしゃったのです!

・これは、大人の教室ですか。教えているのは日本語だけですか。子どもの勉強は誰が見ていますか

・全員フィリピン人ですか?

・この中に、日本人はいますか?

・これは、場所はどこですか?

など。

・・・・

今回のご参加者は普段からこちらの施設を利用されている方々、自治会関係者、施設職員の方々でした。この施設に「やさしい日本語」を取り入れたいという熱意をお持ちの職員さんがいらっしゃって、お招きいただきました。

職員の方があとで、こんなご感想を寄せてくださいました。「私どもの施設利用者は高齢化していて、ワーク活動はあまり興味が持てなかったり億劫だという人が多いんだけど、今日は全員がワークに集中していたので驚きました。やさしい日本語は大事だけど普及しないことが悩みだったので良かったです」とのこと。

うれしいお言葉でした。

~~~

下記、今回お伺いした事務局としての「学び」を書き留め、結びます。

「やさしい日本語」のワーク活動に、「その現場にとってのリアルな素材」を扱い、「言語化する」「反芻する」ということで2つの気づきを得ました。

ひとつは「自分ごとになる」ということです。当事者になることで初めて、「やさしい日本語」に関心が向くということはあると思います。

もうひとつは、「これまでも目の前にあったんだけど、当たり前すぎて見過ごしがちだったもの」が息を吹き返したり、よみがえったりすることです。こうした機会が原点回帰となり、その現場のもつ本来の機能を再考するきっかけになったということでした。

今回のケースですと、現場の皆様で「船越生涯学習交流館とは、どんな施設?」ということを「やさしい日本語」を媒介にして向き合って、言語化していく…

この作業自体が学びであり、自分たちが共有して使う「モノ」「コト」の価値をグッと高めていらっしゃるようでした。(今年は、積志中学校でも似たワークを実施し、校章についての説明文の言いかえに取り組みました「こちら」)

こうした取組が、「誰もが」参加しやすい土壌づくりにつながっていくと嬉しいです。お声がけいただいた船越生涯学習交流館様、この度は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

Maraming salamat po.

・・・・・

船越生涯学習交流館ツイッターでも、報告をご覧になれます「こちら

 

「外国人集住都市会議 群馬・静岡ブロック」に、スピーカーとして参加します

お知らせです。12月13日(月)午後2時~4時、外国人集住都市会議 群馬・静岡ブロックWebセミナー「地域における多文化共生の取組の促進・支援」に参加します。

コロナ以前、集住都市会議のパネル展示に参加したことはあるのですが(2016とよはし)、スピーカーとしての参加は初めてになります。

今回はウェビナーですので、どなたでも気軽にご参加いただけます。 

 

第一部は文化庁国語課や出入国在留管理庁政策課外国人施策推進室による

「多文化共生活動支援団体に関する調査結果」

「地域日本語教育推進施策 (日本語教育の参照枠等)」

「外国⼈材の受入れ・共⽣のための総合的対応策(令和3年度改訂版)」

についてのお話があり、

 

当法人は第二部のパネルディスカッション「地域における多⽂化共⽣の取組の促進・⽀援」に参加致します。

モデレーターにはいつもお世話になっている、静岡県⽴⼤学国際関係学部の⾼畑幸教授、

登壇をご一緒するのは、

太田日本語教室あゆみの会さん(太⽥市)、 ⼤泉国際交流協会さん(⼤泉町)、NPO法⼈Gコミュニティさん(伊勢崎市)

コメンテーターは、⾃治体国際化協会事務局⻑の荒井陽さんです。

皆さま、日ごろから外国人を日本社会の一員として受け入れる社会包摂を念頭に置き、市民団体・地方公共団体・国など、様々な機関が連携をしています。新しい繋がりに私たちもワクワクしています。どうぞ、よろしくお願い致します。

詳細は「こちら

「やさしい日本語」は、難しいというワーク体験が肝?!

木曜日、積志中学校の福祉講座にお声がけいただき、当法人からスタッフ2名で「やさしい日本語」をお伝えしてきました。(21人×2セット)

事前に中学生たちからは、いくつか質問を受けていました。たとえば、

・フィリピンでも通じる日本語は何ですか

・日本に来て驚いたことは何ですか

・日本の生活で、困っていることはありますか

など。

こうした質問にフィリピンの若者が動画で回答し、授業の導入で流しました。

「この子は今年、来日したばかりだけど、ひらがな・カタカナは読み書きできるし、アニメが好きで、こんなに上手に日本語も話せるよ」「この子は、どうしてこんなに日本語を一生懸命勉強しているのかと言うと、日本人の同世代の友達が欲しいんだって」と伝えながら、「やさしい日本語」での意思疎通を中学生たちにイメージしてもらいました。

ところで、「やさしい」には漢字が2つあるのですが、中学生の皆さんはわかるでしょうか。「優しい」と「易しい」ですね。

この2つを理解してもらうため、静岡県「話そう!やさしい日本語(動画)」を見て、ワークシートの穴埋めをしました。今日は21人いるので、仮に聞き逃したとしても、ほかの誰かがメモしているかも?!みんなで協力して、動画を見てね!と言いながら。

さあ、「やさしい日本語」の「優しいマインド」と「易しいコツ」をイメージできたところで、皆さんもワークをやっていきますよ。ワークの素材は、中学校のHPからお借りしました。

まず、ちょっと読みますので聞いてくださいね。

↓↓↓

積志中学区の校区は1957年10月1日,浜松市に合併するまでは浜名郡積志村といいました。その積志村のしるしが小学校,中学校共通の校章として用いられています。積志村は1908年,有玉村,中郡村,小野田村の一部半田町が合併してできました。 三つの村が志を一つにして,協力して立派な村づくりをしようという気持ちから「積志」の名が生まれ,その志を三つに組み合わせ,ゆるぎない三角形を構成したのです。 また,全体の輪郭は水仙の花をかたどり冬の寒さに耐えて清らかに咲く花のようにありたいという願いが表されています。

…さて、これは何の話だと思いますか?

(中学生、固まってしまいました^^;)

では、今、読み上げたものを段階を追って、紙で渡しますね。

2、3、4だったら、どれが読みやすいですか?先ほど紹介したフィリピンの友達だったら、どうでしょうか?

ところで、これ、何の話でしょうね???正解は、

積志中の「校章」でした。こうやって、フォントや行間の工夫、ふりがなやイラストも付けると、理解の助けになりますよね。ここまでは皆さんが、小学校の総合学習で「ユニバーサルデザイン」として勉強してきた視点かなと思います。

 

今日はここからもう一歩先、これを「やさしい日本語」に直してほしいんです!そのワークに際してお願いがあって、まず、

・3人で1チームになってください。みんなで、やさしい日本語に直します。

・それで、一人1つ、役を担当してほしいんです。一人はポスターを書く人、一人はポスター制作について、「うちの班は、『やさしい日本語』に直すとき、こんな工夫をしたよ」という工夫点を付箋に書く人。もう一人は、最後に発表する人。だから、今日は誰もサボれません(笑)完成したポスターは廊下に貼ってもらうように先生にお願いしたので、みんながんばって時間内に仕上げてください!みんな、できそう?

(ざわざわ…えー、貼るの?どうしよう、急ごう)と言いながら、子どもたちはさっそくワーク活動に吸い込まれていきました。

目標は20分でしたが、どのチームもあまりに議論が白熱していたので、途中で止めるには忍びない…ということで、20分追加の合計40分^^;

ワーク中、子どもたちがどんな議論をしていたか、耳をダンボにして聞いてきましたので下記、ご報告します。

・1957年10月1日とかって、要らないよね?「昔」でいいよね?

・村の名前、わざわざ全部挙げなくてもいいと思わない?「3つの村があった。それが合併した」ってことだよね?

・でも、「合併」っていう言葉が難しいと思う。

・「校区」も言い換えたほうがいいよね。

・あと、「校章」も、わかりにくい。

・志…、「気持ち」でいいじゃん。

・先生、「ゆるぎない」って何ですか?!

(すみません、私もこれ、「やさしい日本語」が思いつきません(笑))

・自分たちが分からない言葉(先生も分からない)は、きっと伝えてもわかんないよね。無理に言い換えるのやめて、この部分カットしよ!ほかのところでカバーして説明するしかない!

・水仙の花を「かたどり」が難しいから、「イメージして」に変えちゃおう。

・「清らかに」は、「きれいに」はダメ?

・清らかにさく花のようにありたい…「何これ?」。ありたいじゃなくて、「なりたい」のほうがいいと思うんだけど。

***

こうして出来上がった子どもたちの成果物はコチラです!!

 

★「3つの村が協力している様子」がイメージできるよう、村を擬人化(笑)

★文章を書いた後、「まだ読みにくい」と感じて、文章にアンダーラインを引いた班。「見やすさの追求、工夫」を諦めませんでした。

★最後、時間切れになったけど、「三角形」が分かりにくいと判断して、急いで「さんかく」と書いてフィニッシュ!(おつかれ^^)

★「合併」を「1つになる」と表現しました♡

★何についての話か、先に伝えたほうがいいと思って、見出しを付けたようです。

★「校章」を「マーク」と言い換えました。

★水仙の花はどんな花かよくわからないけど、冬の寒さに耐えている花を描きました。

★文章の全体内容を読み解き、ニュアンスを伝える工夫をしています。

★言い回しを変えて、表現をスッキリさせました。

★立派な村→「すごい村」!!!(笑)メラメラの炎もいいね^^

★ふりがなをつけたんですね。

★校章のどの部分を指しているかを矢印でつないだんですね。

★努力の跡

 

***

できたチームは、工夫したポイントの付箋も前に貼ってね~

貼るときはほかのグループのものを読んで、「これ、近いな」と思う意見の近くに貼っていってね。

貼りに来る方法まで指示したわけではないのですが、3人1チームで前に貼りに来てくれたところが多かったです!(高校生ウルトラクイズを思い出します)

さて、発表です。残り時間はないけど、シェアしましょうね^^

発表係の人、「うちのチームは特に、ここがアピールポイントです」というものを”1つ”選んで、発表してください。

これでワークは終わりです。おつかれさまでした!ワーク、みなさん、やってみてどうでしたか?「やさしい日本語」は簡単だと思った人、手を挙げてください。

 

し~ん…

 

この反応は、とても正直だと思います。そうなんです、「やさしい日本語」って簡単って言いながら、難しいんですよねぇ。でもこの「難しい」という感想が実はとっても大事なことなんです。皆が「難しい」と感じたのは、きっと頭の中に色々な人をイメージできたってことなんだと思いますよ。ビデオには、「目の前にいる人とどうやったらもっと話せるか、それを考えるのが『やさしい日本語』です」というのがありましたね。自分の持っている引き出しの中を探しまくって、こういう言葉なら通じるのかな?でも、これで通じない人がいたらどうしよう?って、その度に言葉を選びぬいて。仲間の出した言葉にも敬意を払って、チームで一つの言い方を決めてポスターにしてくれたんだと思います。たくさんの言葉をいつでも出せるための、エクササイズをしておいてほしいんです。

そうすると、皆さんはきっと、たくさんの人に思いやりを持って接することができると思いますので、「やさしい日本語」のことをこれからも忘れないでくださいね。

最後に、静岡県「やさ日富士夫くん」バッジをプレゼント♡

さらに、「在日外国人はこういうのを使って日本語を勉強しているよ」ということで、「つなひろ(文化庁日本語学習動画サイト)」のパンフレットを差し上げました。

 

~翌日~

積志中学校のご担当の先生から、写真付きでうれしいご報告を頂戴しました。生徒たちが作成したポスターを、すぐ廊下に掲示してださったそうです!活動に参加していない、他の学年の子どもたちにも見てもらえますね。そして、「良い経験になった」と言う声が多く聞かれたので、ぜひまた来年もお願いしたいとおっしゃっていただきました。

今、積志中には、このような掲示コーナーがあるそうです♪

Maraming salamat po.

ありがとうございました。

【つなひろ】「なにかあたらしいことをやりたいです」→「かしだしカードをつくります」

当法人の日本語教室では、よく文化庁日本語学習サイト「つなひろ」を使います。以下、その活動報告です。

①レベル2(シーン7-2)「なにかあたらしいことをやりたいです」を視聴して、必要な日本語を覚えました。

 

②レベル2(シーン11-1)「かしだしカードをつくります」を視聴して、図書館の貸出カードを自力で作るイメージを膨らませました。

覚えてほしい日本語は、図書館の受付を訪ねての第一声。動画では「すみません、初めて来たんですけど」となっており、これはこれで使えると良いですね。さらに、これまで視聴してきた「つなひろ」の他の課では、「すみません、~したいです。」となっていたことを思い出し、これも今回のシチュエーションで使えることを確認しました。

このケースだと、「すみません、かしだしカードを作りたいです」となりますね♪

…シーン7-2では、オウさんの職場の先輩が「あとは、図書館の人が教えてくれますよ」と言っていたので、とにかく図書館へ行ってみましょう^^

その前に、教室で実際の貸出カードの申込書を書いておき、それを持っていくことにしました。在留カードと貸出カードの申込フォームを見比べながら、必要箇所に記入していきます。

 

参考動画はコチラ(つなひろ「見ながら書いてみよう」

在留カードには記載項目がない和暦や郵便番号など、新しい情報も追加で覚えました。これらは、高校受験でも必要な内容ですね。

ところで、会場の南部協働センターは、浜松市立南図書館が併設されています。そこで、記入した申込書を持って、いざ南図書館へ移動!

~~~~~~~

みんな、第一声言えるかな。図書カード、一人で作ることできるかな?やってみましょう。「すみません、貸出カードをつくりたいです」…

やったね!!みんな、無事にできたみたい^^図書館の利用方法についても説明を聞きました。借りられる期間、返却方法、休刊日など。

次回の教室活動では、この「利用案内」説明書を読解問題に使って、図書館の方のご説明を振り返ってみましょう。

みんな、また来週~

 

(※図書館では、許可を得て撮影させていただきました)

自分の言葉で語る、クラスの共通言語を探る(面接練習はじめました)

ちょっと、今日のタイトルはいつもと趣向が違います^^;

9月になりました。

フィリピノナガイサでは平日、学齢期を超えた子どもたちが勉強しています。今日のように雨でも、みんな一生懸命がんばって通ってきています。

皆、今は学校に通っていませんが、来春、高校進学を目指しています。受験科目は志望校により少し違いますが、共通しているのは「面接・作文」です。

この2つは話すか書くかというアウトプットの手法の違いこそあれど、「自分を語るもの」という点では違いがありません。

「そろそろ受験準備を始めないとね」ということで、総合学習では「人生設計」をチャートシートに書き込んだばかり。(21-8-25 人生設計)

 

今日はそれを見て、

①書いてみてどうだった?

②この中から今日は1つだけ選んで、もう少し詳しく聞かせて~

と言って、講師やクラスの仲間と会話をしながら、チャートを深堀しました。(金曜日は会話クラスなので)

 

「日本語教室」として考えると、「がんばって日本語で話して」となるのが一般的なのでしょうが、私たちのクラスでは「まず、自分の言葉で話してみて」と言います。それでもためらっている生徒には、「タガログ語でも英語でも、ビサヤ語でもいいよ」と背中を押します。通訳者もいますしね。

さて、①「チャートを書いてみてどうだった?」の問いに、子どもたち、何と答えたと思いますか?

ー初めて書いた~

ー書くとき、たくさん考えた。

といったことでした。

 

そっか、すごくたくさん考えたから、こんなにたくさん書けたんだね^^

(年齢ごとに落とし込んで、やりたいことを所狭しと書いています)

次に②「たくさん書いた中で、今日は1つだけ決めて、もう少し詳しく聞かせて」と聞いてみました。

子どもたちは、自分たちの書いた(描いた)将来から、それぞれ、こんなことを選びましたよ。

例えば、「家族のために家を建てたい」と言った子と講師の会話はこんな感じ。

◆どうして、これを選んだの?

◇家族と約束したから!

◆へ~、●●さんの家族はどんな家族なの?

◇…

◆その約束を守るために、やっていることはある?

◇勉強

◆勉強は何をしているの?

◇毎日、日本語の勉強を復習している

◆毎日?

◇毎日、夜、このクラスの復習や新しい勉強をしている

◆そんなに、がんばっていたんだね!その様子を見て、家族は何か言っている?

◇応援してくれている

◆家族が応援してくれて、どんな気持ち?

◇うれしい

◆それは、うれしいよね~。家を建てようと思うと、お金がかかると思うけど、どうしたらいいのかな?

◇勉強してビジネススクールを卒業して、仕事して、お金貯めたい。

◆できそう?

◇家族と約束したから、出来ると思う

◆そっか、●●さんが頑張れるのは、「家族がいるから」なんだね。応援してるね!!

◇ありがとうございます。

・・・

 

ところどころ日本語で、でも直接やり取りできないところは通訳者がサポートしてくれました。

 

こういう会話を数名の生徒と繰り返したところ、ある生徒から突然、

「先生、inspirationは日本語で何ですか?」と聞かれました。

 

はて、インスピレーション…

「ひらめき」かな???

 

通訳がすぐに助けてくれて、

「うーん。たぶん、彼女の言っているのはそうじゃないと思う。motivationに近い意味かなぁ。家族がmotivationっていうことを言いたいんだと思う」

 

なるほど。

しかし、motivationはモチベーション^^;

これ、翻訳すると何だろう???

 

すぐに別の生徒が辞書を引いて、

「どうき?!」とフォローしてくれました。

 

そうだ、「動機」だ!!

 

今度は、別の子が「ドウキ?」と言っている。それで通訳者が「原動力でもいいんじゃない?」とフォローして^^

 

やがて、クラスには「動機」と「原動力」の渦が(笑)みんなで授業をすると、こういう化学反応が起きていいですね!

どこかのタイミングで教師が提示しなければと思っていた受験に必要な語彙が、それを待たずに自然と沸き起こる。というか、これはすでに子どもたちが言いたいことを持っているということだとも思うのです。言い方がわからないだけで。

 

さらにこのクラスは、「動機」の「機」とは何か?について、話が発展して。

 

「機械」の「機」なんじゃないか!

いや「機会」の「機」なんじゃないか!?

 

正解は「機会」なんだけど、「機会」ってなんだろうね?ということから、今度は「きっかけ」という新しい言葉を提示するタイミングを得ました。

 

そう、「きっかけ」という語彙も面接では必須語彙なのです。

 

ー本校を受験したきっかけは何ですか?

ー来日したきっかけは何ですか?

 

聞かれそうですよね。

 

・・・

今日はみなさんの自己理解を深め、自己効力感を高めて受験に挑めるように授業を展開しました。それと、受験勉強期間は心が折れそうなときもある。仲間は必要!

友だちの話を聞いて、「へ~、そんな考えを持っていたんだね」という他者理解を深める時間でもあったとしたら、うれしいです^^

 

会話は意思疎通なので、レベル差があっても場が機能することを目指しているというのもあり、あえてレベル分けせず通訳者に助けてもらいながらみんなでいっしょに勉強しています。

 

さて、今日の宿題は

①今日話したことを忘れないよう、自分の言葉で日記を書く。

②余裕があったら、書いた日記をスマホで日本語に翻訳してみる。

 

今日のまとめが、来週どのように皆さんの記録として書きまとめられているのか、楽しみです。会話はすぐに流れてしまいますが、文章にすると何度でもそれを磨いて反芻できます。これは作文を書くことにもつながっていく力です。

 

受験日まで、そうやって言葉を磨いていきましょう。

大丈夫!先輩たちが同じようにして卒業していきましたよ^^

総務省「多文化共生事例集(令和3年度版)」に「バヤニハンクラス」が掲載されました。

8月は大雨に緊急事態宣言と、大変な日が続きました。

みなさん、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 

さて、本日付けで総務省から、

「多文化共生事例集(令和3年度版)」が更新されましたので、

こちら」にご報告します。

 

当法人は、p.44~p.45に掲載されています。

 

ちなみにこの事例集は、2017年にも発行されています。

こちら

 

あれから5年が経ち、内容が更新されています。

共生社会実現を目指す日本語教室は、社会動向とともにあります。

外国人住民の増加・多国籍化、在留資格「特定技能」の創設、多様性・包摂性のある社会実現の動き、デジタル化の進展、気象災害の激甚化などの社会経済情勢の変化…

加えて昨年からのコロナ禍…

 

アップデートしたものを掲載する機会をいただき、ありがとうございました。

Maraming salamat po.

 

・・・

(番外編)

アップデートに際して、写真選びに迷いました。

コロナ以前のものか、コロナ以降のものか。

 

2種類提出しましたが、コロナ以前のものが掲載されました^^

バヤニハンクラスのサブタイトル、「~みんなで地域をつくっていこう~」という思いを伝えることができていれば幸いです。

 

 

 

夏休み企画!みなさん、楽器博物館へいっしょにいきませんか(UD・男女共同参画提案事業)

こんにちは。7月に入り、まもなく子どもたちは夏休みです。うれしいような、しかし宿題の山に追われて大変なような…

フィリピノナガイサの子どもたちもご多分に漏れずなのですが、毎年、外国にルーツのある子どもたちからは、こんな声がチラホラ聞かれます。

絵日記の宿題困るー。どこも出かけてないし、書くことないー。書き方もわからないー。

そこで、今年は7月31日に浜松駅から徒歩で行ける「楽器博物館へいっしょに出かけよう」という企画を考えました。

浜松在住外国人の親子と、日本語を使って交流してくださる方を先着15名募集します。(浜松市UD・男女共同参画提案事業)

第一部~第三部まで、終日「オフライン(対面)」で参加できる方、お待ちしています。

 

【第一部】

多言語音声翻訳VoiceTra(ボイストラ)の操作を使います。コロナ禍におけるスマートフォンを使ったソーシャルディスタンスについても、取り上げます。

ご参加希望の方は、事前にご自身のスマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードしていただきますようお願い致します。(ダウンロートはコチラ

講師は、社会教育主事の萩元直樹さんです。(今回、講師のみオンラインでの参加になりますが、ご了承ください)

 

【第二部】

ここから、浜松在住外国人の親子が参加します。第一部で学んだボイストラを使って、世界の楽器について学んだり、「インスタ映え」する写真を撮り合ったりするなどして、お楽しみください。

【第三部】

子どもたちの夏休みの宿題はもとより、みなさんもこの夏の思い出として、いっしょに楽器博物館で交流した思い出を書き留めましょう。書き方が分からない子どもたちがいたら、ボイストラを使ってフォローしていただければと思います。

 

コロナウィルス感染症対策には万全を期して実施します。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

【お申込み】

「お名前」「ご連絡先」「7月31日参加希望」を記して、filipinonagkaisa@yahoo.co.jp まで、メールでお申し込みください。

当法人から「申し込み完了です」というお返事をもちまして、受付完了とさせていただきます。

会話クラスはじめした&「つなひろ」新機能使ってみました/駅南教室

悪天候が続いています。みなさま、気を付けてお過ごしください。

さて、フィリピノナガイサでは平日、学齢期を超えた若い子たちが数名、勉強しています。

今年度は4月に開講し、6月末まで「ひらがな・カタカナの読み書き」「初期適応として学校で使う言葉」「小学校1年生の漢字」などを勉強してきました。

このあと高校受験を目指す子どもたちも含まれますので、そろそろ面接を意識して「会話」も取り入れておきたいところ。

ただ「面接」と言っても、いきなり面接官とのQ&A・応答練習をするわけでなく、ウォーミングアップとして「会話へのアレルギーを無くす」という感じですね。今日は日本人講師1名がメインを務め、アシスタント補助にバイリンガル2名、日本人1名、みんなで若い子たちをサポートしました。

さぁ、授業冒頭、メイン講師から生徒に「今日から毎週金曜日、会話の勉強を始めましょう。ところでみなさんに質問です。日本語で会話ができるようになると、どんないいことがあると思いますか」と聞いてみると、

「…」シーン。

ポツリ「Trabaho」

あ~、仕事ですね。他は?

「working」

あ~、仕事ですね。他は?

「レストラン」

あ~、レストランでの会話ですね。他は?

「…」し~ん。

…とまぁ、ちょっと止まってしまったのですが、こうして自分たちで「なぜ、会話の勉強をするのか?」を考えて、出てきた回答そのものを個々が学ぶ原動力や目標に設定してもらえたらと思って質問しました。

でも、やはり思春期の子供たち。まだイメージできることが少ないなぁ。そこで、「滞在年数の長いバイリンガルの先生たちは、日本語会話ができるようになって良かったと感じたことありますか?」とお聞きしてみました。

「日本人の友達が増えました。日本語も教えてもらえるし、情報も聞ける。あと、友達が増えると楽しいよ」ということでした。

そうですか^^

じゃあ、みんなも日本語でたくさん会話できるようになると楽しさが広がりますね♪

よーし、さっそく会話の勉強を始めましょう。教材はもちろん、文化庁日本語学習サイト「つなひろ」です!

 

と、動画を見る前にハンドアウトを見てくださいね。今日の内容ですが、以前、バヤニハン中区クラスでも同じテーマを取り扱いました。

同じハンドアウト、同じ教材でも生徒が変わると展開が変わるのが面白いところです。このイラストを見て、子どもたちは「アドボ」の材料の一部であることはすぐに分かった様子なのですが、

「ほかにどんな食材があればアドボができるのかしら???」と聞いたところ、「いつもお母さんが作っているから、知らない~。わからない~」と。

講師「そんなはずはない!だって、食べたことあるでしょ⁉(笑)」何が入っているのか、よく考えて書き出しましょう。日本語で食材がわからないときは、

「ガーリックは、日本語で何ですか」など、周りのアシスタント講師に聞いて埋めてね。

次に、動画を見てみましょう。今日は「つなひろ」レベル1、2-1「牛乳はどこですか」を見ますよ。

子どもたちはすぐに、動画のシチュエーションをイメージできたみたいです。そればかりか!!たった1回の動画視聴で、スクリプトを完コピしてました( ゚Д゚)(写真は、生徒に聞きながら講師が板書したスクリプト)ここまで覚えていれば、ロープレは簡単ですね。

しかくのブランクには、「ぎゅうにゅう」のほか、書き留めたアドボの材料をいれてもOK.

「先生、お客じゃなくてお店の人の方をやってもいいですか」

どーぞ、どーぞ。自主的に役割を考えて挑戦してくれて、うれしい限りです。その後、バヤニハンクラス同様「アフレコ」にも挑戦しました。若い世代はアニメ慣れしているのかしら?今日はより、ハイクオリティなアフレコでした^^

口元と話すスピードがうまく合うまで、しっかり動画を見て台詞を練習する熱の入りよう。もうこうなると、講師の出番はなかったです(笑)

みんなが真剣に勉強したおかげで時間も余りましたので、昨日更新されたばかりの「つなひろレベルチェック機能」を各自、やってみてもらいました。

みなさん、「レベル1」だったようですが、すぐにあちこちから動画再生の音声が聞こえてきました~(さっそく、お試しする姿が!自宅でも視聴してくれそう)

「先生、私は次、レストランの会話をお願いします」

「先生、僕は道を聞くのを勉強したいです」

そうですか、そうですか、わかりました(感動)。本当は今月以降の大まかなカリキュラムを組んでおりましたが、次回以降、皆さんのリクエストにお応えして参りたいと思います。

みなさん、今日も「楽」しかったですね♪