出入国在留管理庁の資料を使って(バヤニハン日本語教室・中区)

こちらは、バヤニハン日本語教室(中区)のご報告です。本日、行政書士の村松正利先生をゲスト招聘し、在留資格についてご講義いただきました。

事前に、当法人から講師に、出入国在留管理庁が出している「生活・仕事ガイドブック」の「入国・在留手続き」の箇所をベースに教えていただきたい旨、ご相談しておりました。

 

先生からは加えて、

★よくある相談事例

★入管で更新が不許可となるケース

★必要書類の書き方

などを添えていただきました。

なお、来春から成年年齢が18歳になりますが、これに伴いお子さんをフィリピンから呼び寄せる予定の方は、家族が別離しないよう、またお子さんの進路にも影響しないよう早めに呼び寄せられるよう準備したほうがよさそうです。

「在留資格」のテーマは過去に何度も取り上げており、村松先生と通訳者の息もぴったりでした。村松先生は長く本事業に関わってくださっており、いつも定住フィリピン人にお伝えする要点を抑えてご準備くださっています。それを母語で同胞に伝えられることも当法人の強みです。

どうもありがとうございました。

 

「食べて健康になろう(静岡県立大学)」×「つなひろ(文化庁)」

本日、バヤニハン日本語教室(浜北クラス)では静岡県立大学よりご提供いただいた多言語版の食育教材使って、授業を展開しました。(「こちら」からダウンロードもできます)

中でも私たちが使ったのは「日本語版」「フィリピン語版」「英語版」です。これらを見比べながら、当法人で副教材をつけて日本語の勉強をしました。

「食べて健康になろう」(静岡県立大学作成)を活用した副教材

 

ところで、静岡県立大学作成の教材によると、

★静岡県は日本一高い山・富士山と、日本一深い海・駿河湾があり、新鮮な魚、肉、野菜、果物がたくさんあります。

★そのため、静岡県は健康で長生きする人の数がとても多い

と書いてあります。

 

授業の導入は、みんなで、「健康で長生きする人が多い静岡県に住んでいてよかったね~」というところから♪

丈夫な身体を作るためには「食事が大事」ということも教材から読み取りました。

教材はディクテーションをしながら、語彙を書いたり意味を確認しました。

  

意味の確認では、自然と会話がはずみます。分からないところを互いに助け合う姿も見られます。

 

 

「主食」「主菜」「副菜」の分類に分けたり、アレルギーや嫌いな食べ物についても話をしました。

 

さぁ、最後にはやっぱり「アレ」を見ないとね!!というわけで、ここのところ当法人ではすっかりお馴染みの「つなひろ」の出番です。本日はレベル1(2-2「店で商品の成分について、聞くことができる」)を使って、実践編です。

アレルギーや嫌いな食べ物が入っていないか?店員に尋ねてみる練習をしました。(これは、●●が入っていますか)

 

 

本日の勉強はここまで。みんなで「静岡県立大学の食育教材」と「文化庁のつなひろパンフレット」を持って、記念撮影してお開きです^^

またひとつ、クラスの思い出が増えました。

Maraming salamat po.おつかれさまでしたm(__)m

バヤニハン(浜北)ご報告

バヤニハン浜北クラスは、新しい生徒が増えました~

ひらがな・カタカナの勉強をしたことはあるけど独学だったから、なかなか覚えられなかった。日本語教室に来るのは初めて…

ということで、五十音表や日本語の音の特徴と文字表記を照合しながら、

「カタカナで名前を書く」

「浜松市という漢字を覚える」

という、学習者の進度に合わせて2つのゴール設定をしました。

フィリピンの皆さんのお名前は、とても長い!

不慣れなカタカナで一気にすべてを書くのは大変(><)

書いたものを覚えて、五十音表を見ないで書くのはまた大変!

 

ということで「名前」「ミドルネーム」「ファミリーネーム」と記憶する時間を3つに分けて、書く練習に伴走し、励ましました。

名前、書けた!というところで「やったね」+1(ミドルネームに挑戦)

ミドルネーム、書けた!というところで「やったね」+1(ファミリーネームに挑戦)

ファミリーネーム書けた!というところで、「あら?今日もう名前書けるようになりましたね^^」

こんな感じです。

途中、次のように励ましたり声をかけたりしました。

★名前を書いて覚えるのに何分かかりましたか?→「4分」

★それって、まだミドルネームとファミリーネームがあるから、4分×3?!全部で何分あれば、フルネームを書けるようになりそうですか?→「12分」

 

「うそ~!たった12分でフルネーム全て書けるようになるの?!」と、みなさん真剣に練習して、本当に書けるようになりました!(^^)!

 

さらに「できた!」を実感してもらうため、申込用紙(教材)に実際に書き込みしてみました。

今日の目標を達成したので、あとは申込書を見ながらその場で「自由に」話題・学習を広げていき、

★申込書を書くのはどんなとき?(住民票、市役所、携帯契約、子どもの学校の書類、入管、会社などなど)

★申込書には名前のことを「氏名」と書いてあることもあるらしい

★「生年月日」の「生」の漢字は「生まれる」の意味もあるし、「フレッシュ」の意味もあるよ。生ビールとか!

★記入日の「~年~月~日」はフィリピンと順番が違うよね

★先生、「男」「女」の漢字を教えてください

★「きんきゅうれんらくさき」で、拗音と拍を確認。ほかに「びよういん・びょういん」「きゅうり」…

★「続柄って?」ついでに「夫」「子」という漢字も覚えちゃおう

 

こんなふうに会話をしていると、

「私、いつも ”けいさつ” と ”けつあつ” の音の聞き分けが難しい」という日本語お悩み相談が。

思いもよらない質問が飛び出し、みんなで言語について考える時間が生まれたりもします。

おかげさまをもちまして口コミで少しずつ、「日本語を勉強したい」「友達を連れてきてもいいですか」の輪が広がっています。

Maraming salamat po.

また、来週あいましょう^^

 

***

ちなみに、浜松市を漢字で書いてみる挑戦をした生徒さんにお渡しした教材は「コチラ

文化庁委託「バヤニハン教室in浜北(フィリピノナガイサ主催)」はじまりました

金曜日、一日中はげしい雨で心配しましたが、土曜日はすっかりいいお天気になりました。

 

さて、そんな土曜日、バヤニハン教室の浜北会場がスタートしました。こちらは浜松市より再委託を受けて実施していた「日本語教室・浜北区コース」につながるよう、当法人が文化庁より委託を受けて設置したクラスです(「生活者としての外国人」のための日本語教育事業・地域実践プログラム(A))。

 

その浜北地区で最近、地元の幼稚園から「フィリピンにルーツを持つ園児のご入園が急増していて、対応に追われている」というご相談を受けました。「保護者の皆さんにも日本語をはじめ、日本の子育てや幼稚園教育にご関心・ご理解いただきたい」というものでした。

そして、先生方は「フィリピンのお母さんたちに日本語教室へ行ってもらいたいから、私たちも教室へ行きます!」とのこと。休日返上でご参加くださいました。さらに園長先生から話を聞いた地域の民生委員さんも駆けつけてくださいました。

計画では教室活動が「たった4回しか」ありません。この中で初回、「自己紹介」「ひらがな・カタカナ読み書き」から始める日本語教室の定番中の定番メニューの展開も考えましたが、やるべきことが見えているからこそ、もっと、ちがうアプローチはないか!?

そこで、初回は日本語教室ではちょっと斬新なテーマかも!?いや、史上初かも???と思ったのですが、先生方からお困りごととして事前にいた伺っていた「トイレトレーニング」を取り上げてみました。以下、先生方のお声。

・幼稚園でトイレに間に合わない子もいて…

・入園の年齢までにトイレは自立しておいてほしいんだけど、「幼稚園で教えてください」というスタンスのママさんも多くて…

・トイレへ行くよう促すと怒りだす子もいて…

・でも、言葉が通じなくて。

・言葉が通じないからか子どもたちにもフラストレーションがたまってしまうのか手が出たり、暴れてしまう子もいて…

・理由を伝えて「ダメだよ」って伝えるようにしているけど、外国ルーツの子は理由の部分は意味がわからないので、「ダメダメ」という言葉だけが伝わってますます否定されているよう感じているのではないかしら。このままでいいのかな…

***

そうだったのですか。

しかし、トイレトレーニングがうまくいかない理由は何なのでしょう?事務局としてはそこが気になります。まずは授業でこのテーマを取り上げることで、何かわかるといいな~

というわけで作成した教材。

導入では、こういった動画を見ました(こちら

動画を見ながら、「皆の家ではトイレトレーニングどうしている?」と聞いてみたところ、「う~ん、べつに。トイレ行こうって声を掛けるだけ」

先輩ママ(日本で子どもを育て上げ、もうそのお子さんも30代!なんて方も)も参加しているこのクラスでは、「声掛けの時間帯は意識している?」「おもらししちゃうのは必ず原因があって、おもらしした時間をメモしておくといいよ。その時間の前に今度は声掛けしてみるといいよ」など。

「でも、どうしてうまくできないのかな?お子さん、何か言ってた?」とママに聞いてみたところ、「幼稚園ではリラックスしてトイレできないみたい。帰ってきて慌ててトイレに駆け込むけど間に合わない」と言っていたことがわかりました。

ああ、子供なりに理由があるんですね。

お母さんの生の声(タガログ語)をバイリンガルスタッフが拾い上げてくれたことで、幼稚園側も大事な情報を一つ得ることができました。

当法人としては、こうしたお声を拾える場の提供を推し進めていくことかなと、改めて決意した一例でした。

続いて、事務局として用意していたこの日の教材はこんな感じです。

トイレへ行くときは「でんしゃごこっこ」で声掛けしてみるといいよ~

そういえば、幼稚園生って「~ごっこ」大好き♡

「○○さんのお子さんは、将来何になりたいの?」「Policeman」「それ、けいさつごっこですね~。書いてみましょう。」

「うちの子は、追いかけるの好き。だから警察官」「あ~、おにごっこ!?」など、おしゃべりしながら色々な遊びや職業を「~ごっこ」で覚えました^^

 

次に、子どもが楽しくトイレに向かえるよう「ほめる」のも大事!

男の子→かっこいい!

女の子→かわいい!

好きなキャラクターのパンツを買ってあげることもモチベーション維持のために大事。キャラクターはカタカナが多いですよね~。

こうやって、ひらがな・カタカナを書き込みながら、日本語の文字と音の特徴をつかんでもらいました(日本語の読み書きが苦手というニーズにもお答えしてます)。

また、横で聞いていた先生は、「”かっこいい”って、フィリピンの言葉でなんて言うの?」→「pogi」

「(メモ、メモ)そうだったんだ~。今度、園でも○○くんにもpogiって言ってみるね♪」とおっしゃっていました。やった!脱「ダメダメ」。

ほかにも、「頭はなでても大丈夫?」→「大丈夫。フィリピンでも頭をなでるのは、いいこと」

「よくできたね!はなんていうの?」→「Good job!です」

「…エッ?子どもなのに、いい仕事したねって感じなんだね(笑)」

 

(´∀`*)ウフフ こういうやりとり、有意義な時間です。

 

さあ!そろそろ子どもたちの好きなキャラパン(キャラクターパンツ)を買いに行きましょう~

みなさんは普段、どこへ買い物へ行くのかな?イオン?西松屋?アカチャンホンポ?いえいえ、浜北地区では断然「アピタ」が人気です♪

“アピタ”をカタカナで書き留めました。

 

あと、スーパーでパンツを買うなら「組」で売っているのが安くていいですよね。「この”組”はユニットの意味で、幼稚園でも使われていますね~。お子さんは、なに組ですか」なんて話もしました。

 

では、ちょっとここで情報をまとめてみます。

自分の子は男の子。キャラクターはパワーレンジャーが好き。サイズは120センチ。

 

でもアピタは広い!!どこにお目当ての「パワレンパンツ」置いてあるの~(><)これも、店員さんに聞いてみましょう。どうする?どうやって聞く???

 

ここはフリーで「自分だったらどんなふうに尋ねるか?」を考える、本日本語教室では肝の部分。出てきた日本語を整理して、教師は学習者へお戻しします。

あとで文化庁の日本語学習サイト「つながるひろがるにほんごでのくらし」の動画(レベル1 2-1)などで復習してもらえるといいですね。

最後は記念撮影♪

毎週土曜日、地域の皆さんが浜名協働センターに行こう!という場になり、交流が深められるといいなと思います。私たちも長い目で見て、回数を増やしていけるよう努めます。

本日、このような教室活動が実現したのは幼稚園の先生方のお人柄と熱意の賜物だと思います。「この子供たちをなんとか日本で安心して暮らしていけるように教育しなくては」という熱意、「お母さんたちとわかり合いたい」という温かいお人柄♡

そんな先生方に、このような教室活動へ導いてくださいましたことを、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。Maraming salamat po.(ありがとうございました)

 

★この日の教材①(トイレトレーニング&買い物

★この日の教材②(かぞえてみよう(~まい)

 

楽しかったよ^^「つなひろ」でアフレコに挑戦!

バヤニハン日本語教室(中区)の報告です。

今日は文化庁日本語学習サイト「つながるひろがるにほんごでのくらし」よりレベル1 2-1「○○はどこですか」を使って、勉強しました。

クラスはまだ始まったばかり。

皆さんからは、

ひらがなの読み書きにも学習ニーズがあります。

まずは、五十音表を見ながら「つなひろ にほんご」と、スマホにタイピングしてサイトを検索してみましょう。(ちなみに皆さんは検索の際、googleを使っているそうです)

クラスでは、ひらがな入力で苦戦している人を、ICTが得意な生徒がスマホの設定をローマ字入力に変更してあげたりと、言葉以外にも助け合う場面が自然発生するんです。これが、フィリピノナガイサのいいところ♡

「つなひろ にほんご」を検索し、その正式名称を知り、

「つながる」「ひろがる」「くらし」の意味をみんなで確認。

 

「くらし」は今日初めて覚えた言葉だけど、「生活」という語彙に言い換えると意味をイメージできるようでした。

 

さて、ウェブサイトをポチッ。

 

それぞれの課ごとにスクリプトがついていますが、今日の単元のところは印刷して配布しました。

言語は選べるんですが、このクラスでは全員「英語がよい」ということでした。

(知らなかったので、フィリピノ語を印刷していってしまった…)

 

動画を見ながら、このスクリプトで音と意味を確認してもらい、

場面のイメージができたところで、

 

「牛乳以外のものも買いましょう」ということで補助教材を♪

 

さぁ、このイラストから、何を作るためにスーパーへ買い出しに行ったと思いますか?!

 

フィリピン通のあなたならわかるはず♡

正解は「アドボ」です~

 

このクラスには主婦の皆さんも多く参加されています。

「ぶたにく」「とりにく」は簡単!

知りたいのは、もう少し細かい言い方の「ぶたばらブロック」や「手羽」。

手羽については「手(て)」と「羽(はね)」という漢字から成っていることを知って、面白かったようです♪

 

ところで、ぶたばらブロック、とりてば、しょうゆ、す…

この4つでアドボってできるんでしょうか???

 

みんなに、「むり」と笑われました(笑)

 

「じゃあみんな、他の材料も教えてー」とお願いしたところ、

出てくる、出てくる、アドボの材料!

 

ゆでたまご、くろこしょう、さとう、みず、しお、

パイナップル→え!?(「うちでは、入れるよ」「入れる家もあるよね」)

バナナ→うそ!?(「ぜったい、入れない(笑)」フィリピンの皆の会話は、冗談なのか本気なのかわからないー。面白い!)

米たくさん(「それ、フィリピンスタイル。だいじ」と言ってまた笑い合っている)

 

ひらがなの清音・拗音・長音、カタカナなど。

色々な表記から音の特徴をワークシートに書いて、読んで確認。

よ~し、じゃあ牛乳以外のものも店員さんに聞いちゃおう^^

二人ペアになり、客と店員役に分かれて練習。

 

そして、

つなひろの動画の音声を消して、いざ本番!

Ready action!!!

 

・・・(写真撮り忘れました。すみません)・・・

でも、みんなすごくアフレコ上手だったんです。

それに、すごく楽しそうでした♪

 

読み書きは自習できるんだけど、「会話練習をしたかった」と言ってやってきた生徒さんがいて、

 

「自宅でもできそう!」と、喜んで帰って行かれました。うれしいな。

 

「つなひろ」の新しい使い方、アフレコ。

いかがでしょうか^^

 

最後は「ありがとう」「どういたしまして」の他のシチュエーションをみんなで考えてみましたよ。

 

来週から浜北クラスも始まります。

同時刻、別会場で実施します。

   

スタッフ総動員で運営いたしますので、

どうぞよろしくお願いしますm(__)m

 

バヤニハン日本語教室はじまりました♪(チラシ)

いよいよ、はじまりました!

今年度のバヤニハン教室~(パチパチパチ)

 

会場は中区(南部協働センター)と、浜北区(浜名協働センター)があります。お住まいの近く、行きやすいところをお選びください^^

 

いっしょに日本語を勉強しましょう!

 

★中区クラス

 

 

★浜北クラス

 

 

クラスでは日常生活に役立つ情報提供、日本語学習促進のため、次のような素材を教材として使う予定です。

 

★文化庁日本語学習サイト「つながるひろがるにほんごでのくらし

★出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」多言語版

広報プラスはままつ

はままつ電子図書

おくやみガイド「やさしい日本語版」(浜松市)

静岡県やさしい日本語(防災関連)

ボイストラ(NICT)

★その他、その都度出されるコロナウィルス関連情報

 

今年度もよろしくお願いします♪

***

当法人のコロナウィルス感染拡大予防措置は「こちら

(2021.5.現在)

(2020最終回)バヤニハン日本語教室

2020年度、バヤニハン日本語教室最終回のご報告です。

その前に…、 本クラスの歴史は10年以上と長く、内容は定住フィリピン人が日本語ができなくて生活で困ることをテーマに取り上げてきました。

過去の テーマ一例  ★日本の学校とは(行事、慣習など含む) ★仕事の探し方 ★浜松の冠婚葬祭の慣習 ★緊急時への備え(110・119通報訓練、自然災害の知識など) ★自転車の乗り方 ★生活安全 ★労働問題(法律) ★所得税、市県民税 ★在留資格 ★マイナンバー など。

 これらのテーマについて専門家と協力し、滞在年数の長いフィリピン人が同胞のためにタガログ語を入れた教材を作成してきましたが、近年は「やさしい日本語」や多言語化の普及により、イラストや動画入りの大変見やすい資料が、私たちの周りでも見られるようになりました(とくに行政文書が多いですね)。 そこで2020年度後半は、そういった資料のうち、とくに「防災」に関するものを日本語教材として使い、さらに私たちの学びに必要な部分を教材としてアレンジしたり加えたりしました。 そのことは、本HPでも折に触れてご紹介した通りです。

さて、今年度の最終回は「防災新聞づくり」として、その学びの活動を書きまとめました。これまで勉強したノートを見返したり、講師や仲間と思い返したり、スマホで調べたり♡


この新聞の特徴は「ともだちからメッセージコーナー(寄せ書き)」です。このクラスで、このメンバーで学んだこととして、大事な情報を思い出してもらえるようにと願います。冷蔵庫などに貼ってもらえたらうれしいですね^^

最後は「1年間おつかれさまでした」として、皆さんに努力賞を授与して無事に今年度の教室活動を終えました。どうもありがとうございました。

次回は5月開講予定です。スケジュールが決まりましたら本HPでもお知らせします♪

静岡県の「防災アプリ」と、「HICEの防災マップ」(連携)

今日のバヤニハンクラスでは、静岡県と浜松市の防災対策を連動する形でお話を聞くことができました。これまではそれぞれのご担当者をゲスト招聘してきましたので、一度に両方からお話を聞く機会を持てたことは大変よかったと思います。

先に静岡県の防災アプリのインストール、使い方を静岡県危機情報課からお聞きしました。

このアプリは、

★重点的に把握しておきたい地区を複数入力しておくことができる(自宅や職場、家族の居場所など、よく利用するところ)

★平時における防災情報の発信はもとより、災害時にはあらかじめ入力していた地区で「取るべき行動」の目安なども示される

★避難所、避難場所の位置や、現在地からそこへ行くまでの経路も示してくれる。

★避難トレーニング機能がついており、危険個所をメモしておくことや、避難先までの所要時間をシミュレーションできる。

★学習コンテンツでは、NHKアーカイブスと連動していて、過去の大災害時の映像を見ることができるので、実例から被害の大きさを想像したり備えることができる。

アプリのインストールはとても簡単なのですが、端末のほうでカメラ設定をオフにしていると機能が使えなかったりしました。今日はフィリピン人の静岡県職員に、通訳者としてお見えいただいたので、きめ細かな点を支援できました。

後半は実際にアプリを使いながら、わからない点や疑問に感じた点をシェアしました。

アプリでは橋のライブ映像とともに、川の水位を見ることもできます。上流の水位が、数時間後の下流の水位に影響を与えるとのこと。それで、時間ごとに水位を見られるようになっているそうです。

では、川の水位がどこまで来たら危険なのか?ということは、この線が赤くなると大変危険だということがわかりますが、実際には位置情報を入れておくことでアラームが鳴り、その地区の危険状況が知らされるようになっているとのことでした。

次に後半はHICEから防災マップについて、お聞きしました。

★日ごろから家族と避難場所を複数候補、決めておくこと

★避難所、避難場所までのルートは昼間だけでなく夜間、雨の日なども想定していくつかの条件で事前に歩いておくこと

★地震のときと水害のときの避難のタイミング

★避難のタイミングはあくまで目安であり、実際にはアプリの情報を見るなどしてその時の状況に合わせられること

★スマホの充電がなくなったり、災害時に紛失したりしたときのために、主要な周りの人の連絡先は紙に控えておくこと

★災害時であってもパスポートを紛失すると、その確認のために時間を要するので、電子媒体で写真を撮っておくことやコピー印刷を肌身離さず持っておくなど工夫して保管すること

など、こちらも大切なお話を聞くことができました。どうもありがとうございました。

次週、今日の復習をしたいと思います。避難トレーニングはこの教室でもやってみたいですね。

ご参加者から、本日のクラスの感想です。

「防災」のテーマで、「形容詞」「漢字」「浜松の地理」など

気づけば1月もあっという間に終わりです。さて、本日のバヤニハン日本語教室は先週終えられなかったワークの続きです。

いつもの、「静岡県地震防災ガイドブックやさしい日本語版」より、「形容詞」と「漢字」の振り返りをしました。

「形容詞」って、なんだと思いますか?例文を考えながら、「形容詞とは?」について考えます。生徒さんからいただいたミカンの差し入れを題材に、

すごい、たくさん!いつも、ありがとうございますm(__)m
「どんなみかん?」→「小さいミカン」「おいしいミカン」「あまいミカン」「まるいミカン」など

教室ににあるものはなんでも、即興で教材に変身です♪「どんな?の答えになるものが、形容詞ですよ」と教えています。

さらに、反対の意味を考えます。「大きい」の反対は「小さい」ですが、「~くありません」を付けるだけでも反対の意味になりますよ。「大きくありません」=「小さい」

さて、漢字も覚えましょう。今日は、漢字の書き順がわからないとき役立つアプリをクラスでシェアしました。すでに使っているアプリがある人もいましたので、それを互いに教えあったり、講師からも「こんなアプリがありますよ」というご提案をしたりしました。

地震防災ガイドブックにも掲載されているこれらの漢字5個の書き順を、自分で調べるというタスクに挑戦
みなさん、休憩返上で一生懸命調べていらっしゃいました。

さて、休憩後は県西部地区の地理を学びながら、起こりやすい災害の種類についても考えました。

「天竜川」を説明しています。近年、気候変動から豪雨による被害が多いですね。

ニュースでは「洪水」という言葉よりも「堤防決壊」「河川氾濫」のほうがよく聞きますね。こうした点もシェアしました。

最後に、

「防災」という言葉の読み方と意味を、アプリを使って確認したところで、
みなさんには、コチラの静岡県防災アプリをインストールしてもらいました。覚えたばかりの「防災」の字を入力して、アプリを検索しました。

来週は静岡県多文化共生課と静岡県西部地域危機管理局の方々が来て、このアプリの使い方を教えてくださることになっています。さらに、(公財)浜松国際交流協会(HICE)からも職員の方がお見えになり、いっしょに自宅近くの避難所を確認したり、警戒レベルの要点などをお聞きします。みなさんで、大事な知識を増やしていきましょう。

また、来週^^

動詞「-iる」「-eる」のグループ分けと変化(防災のテーマから)

今日は終日雨でしたが、バヤニハン日本語教室はハロハロ教室・青年クラスの保護者を含めて6名が受講しました。

使う教材は本日も「静岡県地震防災ガイドブックやさしい日本語版」です。

これに基づき、オリジナルワークシートを作成していますが、今日は「テ形」の整理です。

動詞の辞書形「-iる」「-eる」を集約して取り上げ、「テ形」を一気に取り上げないようにしてみました。

「生活者としての外国人」の皆さん、実はこのような動詞の変化は簡単にできます。日々の生活で耳から覚え、自然と使っているのです。それでも、「正しい日本語を覚えたい」と言うので、従来の日本語教室とは逆の発想で授業を展開しています。

ヒントを出しながら、「なぜ、そういうルールなのか」「どのような文法の規則に則ってこうなったのか」を、みんなで探しあてられるようにしています。そうすることで、「へ~」「そうだったの!?」「知らなかった」を引き出します。この引き出しに成功すると「勉強になりました」という感想がいただけることがわかってきました^^

ちなみに「-iる」「-eる」ですと、「Ⅲグループは、ごめんなさい。覚えてください」「Ⅱグループは、”る”を取って、”ない・ます・て”を付ける(みたい)」「Ⅰグループは”ない・ますを付けたとき、辞書形へもどったとき、aiu…と変化する(みたい)」という風に…会話をしながら導きます。

こうして、なんとな~く勘がつかめたところで、

自力でグループ分けに挑戦。これらの動詞の多くは静岡県地震防災ガイドブックからなのですが、防災に使われる動詞はなんと「-iる」「-eる」が多いことでしょう( ゚Д゚)

ちなみに右側には、これら動詞を「テ形」に変えて、災害時に使うシチュエーションに合わせて各自が表現を考えて言ったり書いたりしました。

みなさんからは、このような表現が出てきました~

「じゃぐち」はタガログ語で「gripo」と言うそうで~す。

さて、勉強の最後には、みなさんに白い紙を渡しています。

左側に「日本語で、今日覚えたことを1つ以上」書き留めます。右側は自分の言葉(タガログ語や英語)で、「このクラスの感想を好きなように」書きます。

皆さんが左側に書いてくれたことを読みますと、「生活者としての外国人」を対象としているこのクラスらしさが非常によく表れており、発見があります。数年ぶりに参加する生徒が来たり、数週間あけてやってくる生徒もいたり、来日年数もバラバラ、レディネスも違うみなさん。

今日のクラスの内容から「ひらがなが勉強になった」「漢字を覚えた」「辞書形をがんばった」「テ形はもう少し」「読むことと書くことと話すことをおぼえました」「文をつくりました」など。個々により、覚えたこと・勉強になったと感じたことはバラバラなんです。しかし、このようなバラエティに富んだ感想を引き出せることこそが地域日本語教室の良さと成果であり、12年やってきたこのバヤニハン日本語教室のスタイルも形になりつつあります。

トラブルさえなければ、日々の生活に困ることはあまりない皆さんですが、それでも「まだ日本語ができない」と感じている思いを、どのように引き上げればいいのか。滞在年数が長くなりつつある方が増えてきたバヤニハン日本語教室は、次のステージに入っています。

皆さんとの集合写真は、フィリピノナガイサの歴史と宝物です♪

また、来週あいましょう。Maraming salamat po.