昨年度のご報告です。「外国人の生活と就労(文化庁委託、人材育成講座)」を実施しました。(ご報告が遅くなりすみませんでした)

本講座は、前半を申請取次行政書士の古橋洋美様にお話いただきました。古橋様からは、在留資格の種類やそれぞれの資格にどちらの国籍の人が多いのか、なぜ多いのかなど、詳細にお話をいただきました。このことから、ご参加者のアンケートでは「これまでお聞きした行政書士の先生の話の中で、一番わかりやすかった」「とても詳しく知ることができてよかった」というお声を多く頂戴しました。また、行政書士という業務の特性上、申請取次までが業務であり、在留資格の取得や延長が完了すると、それまで聞いていた相談事にずっと伴走できないもどかしさがあること、けれどもこの点をNPOと連携することでカバーしてもらえていることなどをお話いただきました。これにより、私どもは自身の活動の存在意義を改めて見直す機会となりました。

後半は当法人から代表理事の松本が、定住外国人の生活に関わる上で気にかけているポイントや、活動における苦悩などをざっくばらんにお話申し上げました。ご参加者からは、「HPやSNSからは知ることができないフィリピノナガイサの一面を知ることができ、団体を身近に感じた」というご感想を頂戴しました。いつもHPには良いご報告をするように心がけていますが、一人一人の生活や生き方に関わるということは、実は活動に関わる私たちにとっても勉強の日々であり、考えさせられることも多いのです。あまりこうした話をしたことがなかったのですが、ご参加者との距離も近く大変有意義な時間を過ごすことができました。

今年度も皆様とともに情報共有し、お時間を過ごせることを楽しみにしております。

どうもありがとうございましたm(__)m Maraming salamat po.