こんにちは。
梅雨明けが待ち遠しいですね。
さて、今日も土曜日。
浜北クラスの報告です。
このクラスでは主にひらがな・カタカナが
「読める」ように練習しています。
みなさん、
ひらがな、カタカナの粒読みは、
すっかりスラスラできるようになりました^^
次のステップとして、
私たちは2つメニューを用意しまして、
①書く練習も取り入れていく
②読めた一文字を文レベルで読めるようにしていく
もちろん①も大事にしていますが、
滞在年数が長いからこそ②も見直したいところ^^
どういうことかと言うと…
試しに、こういったものを読んでいます。
(静岡県防災ハンドブックやさしい日本語版)
とくに、水害のところを読んでいます。
最近、とても多いので。
これを一人一文ずつ読んで、
災害の種類をイラストから選ぶ
ということをしています。
1回目は一つずつの文字を拾って読むのがやっと。
と・て・も・つ・よ・い?あ・め・が・ふ・り・ま・す…
とてもつよい・か・ぜ・が・ふ・き・ま・す…
「もう一回、読み直してみて」と言うと、
あ~、
とても・つよい・あめがふります
とても・つよい・かぜがふきます
(わかった!)となるんです^^
一度声に出して読んでみて、
ひらがな「一つ一つの音」が「意味の塊」になって
「つながる」と…
「台風」のイラストを選べます~!(^^)!
身分資格の方は生活の中で
サバイバルに日本語を身に着けている方が多く、
座学としての読み書きは苦手な傾向にあります。
いっぽうで、
耳から聞いて日本語を覚えている方が多いのです。
そして、
生活のために「日本語で喋る」ということもしてきました。
読むのは時間がかかりますから、
「文字」は面倒に思っていますし、
これに根気よく励ましてくれたり、
付き合ってくれる場も
あまりなかったかもしれません。
「生活者としての外国人」に「読む」ということの
梯子をかける場づくりの意義が、
お示しできれていればいいなと思います。
・・・
そうそう、
本日から委託元である浜松市より、
各教室に1台、タブレット貸し出しが
始まりました。
(喚起のため窓全開なので、逆光です^^;)
タブレットで「ひなんじょ」がどんなところか、
画像検索しましたよ。
「ひなんじょ」という言葉を知らなくても、
写真を見て、
津波の時、地震のとき、
家がこわれたら逃げるところでしょ
という話が出てきました。
これも年数が長い故ですね~
このタイミングで「ひなんじょ」
という言葉を覚えてもらうと同時に、
今度はディクテーションを入れてみました。
「じょ」は再現が難しかったですね(><)
と、こんな感じで
皆さんとおしゃべりを楽しみながら、
授業を進行しています^^
それではまた、来週♪