こんにちは。
今日は静岡県経済産業部労働雇用政策課と協働で、
「定住外国人ロールモデルの発表会」と
「ワークショップ」を実施しました。
ロールルモデルにはかつて当法人の
ハロハロクラスの生徒だった2人が
登壇してくれました。
◎ウルダネタ トリスタン ジョシュアさん
中学校時代、
部活動(バスケットボール)が苦手だった。
でも高校に進学してもバスケ部に入った。
部活を続けた理由は集団行動の中から、
学ぶものがあると思ったから。
これが社会に出てから、ものすごく役立った。
それから、
学生時代に資格を取得しておいたほうがいい。
とくにおすすめなのは
日本語能力検定試験(できれば高校生のうちにN1)
英検
学生時代は
成績に結果を出すことを意識したほうがいい。
社会に出ると自分の時間が少なくなるが、
学生時代にもっと
勉強しておけばよかったと思う。
部活動に時間が取られるので、
自宅学習を大事にすると良い。
将来の夢を叶えるのに必要なことは、
プロセスだと思う。
やりたい仕事や将来像があれば、
漠然と「なりたい」を思うのでなく、
その大きなゴールを分解して、
段階と順序を考えて計画を立てるとよいと思う。
◎アバスマリさん
大学進学したいと思った理由は、
世界の文化や言葉、
ビジネスを学びたいと思ったから。
大学で勉強して、
将来は色々な国を自分の目で見てみたい。
学生時代は英検やTOEIC、JLPTなどの資格取得を
積極的にしておいてよかった。
今日の発表会は
タガログ語、英語、ビサヤ語、日本語、
参加者の質問に合わせて、
お2人が様々な言語で回答する
という形式で行われました。
とても活発な発表会になりました。
また、二人の発表の共通点として、
「勉強も大事だけど、身につけた知識は
人間関係を大切にすることで花開く」
「日本語を勉強することは大事」
というメッセージでした。
自分たちが学校で、社会の中で、
家族以外にも
目をかけて助けてくれる人に出会った。
これが、自分たちの支えであり力になっている
ということでした。
子供達や保護者からは、
★漢字をどうやって克服したか
★スマホやタブレットのゲームに
負けてしまうときがあると思うが、
どうしたらよいか。
など。
質問がありました。
これらも丁寧に答えてくれて、
お2人の人柄がよく伝わってくる、
温かい発表会となりました。
多くの生徒たちに彼らの話を届けることができ、
ほっとしています。
参加してくれた子供達も集中が途切れることなく
真剣に耳を傾けている姿が、大変印象的でした。
ありがとうございました。