6月9日(土)土曜日の報告、第一弾です。
この日は通訳者、翻訳者として実際に活動している人や、
これからそういった活躍をしたい皆さんが集まりました。
「ざっくばらんに」を合言葉に、
座学の中にもトレーニングを取り入れた非常に有意義な時間となりました。
当法人でもバイリンガルの皆さんのための講座はこれまでもいくつか企画して参りましたが、
通訳者・翻訳者の仕事内容や必要な能力にフォーカスを当てたものは初めてでした。
講師の高畑先生(静岡県立大学国際関係学部准教授)には具体的な事例や、
ご自身の経験を語っていただき、参加者の皆さんから大変好評でした。
下記、皆さんのお声です。
●今日は時間が短い。もっと細かいことを知りたかった。
また、このテーマで講座を計画してほしい。
●通訳の仕事の種類を初めて知った。
(逐次通訳、同時通訳、サイトトランスレーション)
●私は通訳するのが好きです。今は高校生で将来は医療分野に興味があるので、
そういう通訳に関わる仕事をしたいです。
(先生からは、「今は学校の数学や化学の勉強を中心にがんばったらいいよ」と
アドバイスがありました)
●通訳者としての責任を忘れずに、大事なポイントだけをメモする
というスキルを身につけたい。そうすると、もっと的確に通訳できると思う。
●ワークショップ型で通訳体験をするのは初めてのことだった。
通訳者としての倫理的な問題、取るべき態度や、仕事の種類の違いがわかった。
人が人を助けるための大事な仕事だということも分かった。
●内容がとてもわかりやすかった。ちゃんと教えてくれてよかった。
人が話したことを書くのに集中しないといけないと思った。
(先生からは「集中しすぎると疲れるので、ポイントを抑えてメモしていくとよいですよ」
とアドバイスされました)
●今日の内容はとても良かった。もっと勉強したい。
●シャドーイングの訓練は少し難しいと思いましたが、勉強できて
良い一日となりました。
●通訳者、翻訳者にも情報交換の場が必要だと思いました。
ワークに参加することで、当事者の立場が理解できてよかったです。
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ちなみに、みなさんが考える「通訳者が必要な場面」は、
●学校現場において
●言葉の壁があるとき
●東京オリンピックに向けて
●外国人が増えているので、とにかくどんな現場にも必要
ということで、
定住者、観光者ともに外国人の受け入れを日本が積極的に行っている中では、
本当に大切な仕事であるという認識を持っていらっしゃいました。
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最後に、通訳者を目指す方が自宅で簡単にできるトレーニング方法を教えてもらいました。
特別にここにシェアします。
テレビやyou tubeで、ニュース番組を再生し、
キャスターの話す少し後から原稿を読み、追いかけるというものです。(シャドーイング)
最初は難しいですが、慣れてくると耳と口がセットになってついてくるそうです。
本気で通訳者を目指す方は、ぜひお試しください^^
また、続編を企画できればと思います。
講師の高畑先生、来場者の皆さん、どうもありがとうございました。