当会はここ数年、士業の先生方にご講義の協力を仰いでいます。
今年度は、初めて税金と社会保険の話を同日開催してみました。
よくフィリピンの方から聞かれる声に、「給与明細の見方がよくわからない
(何が書かれているかわからない/どうしてこんなにたくさんの種類のお金が引かれているのかわからない)」というものがあります。
給与明細の書式は色々あると思いますが、おおむね、このようになっているでしょうか。
基本給と交通費や手当などがある方はその合計が書いてある欄(支給合計)
があります。(①)
別の欄に健康保険、介護保険、厚生年金、所得税、住民税とあり、
その合計欄(控除合計)があります。(②)
①-②=差額支給額
が手取りの金額になります。
②控除(引かれるお金)のうち、所得税と住民税が税金の話、そして社会保険の分野は健康保険、介護保険、厚生年金の部分に当たり、何かあったら助けてくれる相互扶助になっています。
相互扶助の社会保険に加入してもらうため、税金では社会保険料控除を制定しています。
社会保険と税金はとても関係が深いことがわかります。
1枚の給与明細には色々な情報が盛り込まれています。
どうぞ見落とさないよう、しっかり見直すようにしてください。