2月23日(木)「第8回浜松市外国人市民共生審議会」の傍聴へ行ってきました。
この会議をご存じない方は過去に掲載した記事、「こちら」をご覧ください。
さて、本日は第4期の最終回でした。
最終回は浜松市長に「浜松市外国人市民共生審議会提言」が提出されました。
※この写真は、第4期浜松市外国人市民共生審議会の副委員長、高井さん(当会の会員でもある)を通して審議会事務局よりご提供いただきました。ありがとうございました。
今回の提言の骨子は次の通りでした。
「外国人市民に係る施策に関する事項」
提言1、受け手を意識した情報発信の強化
提言2、子どもが置かれている環境に応じた日本語教育支援体制の充実
「日本人市民と外国人市民との共生の推進に関する事項」
提言1、地域における共生に関する活動への参加促進
提言2、地域での相互理解を進める人材の育成・活用
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最後に委員の皆さまから一言ずつ、この会に関する感想がありました。
●多言語情報発信の必要性を感じる。いっぽうで外国人も情報を自らキャッチする必要がある。そのための日本語学習は必要。これからも皆のために、仲間とともにがんばっていきたい。
●審議会のメンバーと知り合えてよかった。
滞在年数の長い委員の中に、同朋のために力を尽くしている人たちが複数名いることを知った。
素晴らしいことだと思った。
この人たちは日本語能力も高く、同じ国の人のためにも、浜松市のためにもがんばっている。あとに続く人が出てくるとよいと思う。
ただ、私も含めてアジア圏の方は南米の方々に比べるとまだ浜松の滞在年数が浅いことが多い。これから大変だけれども頑張っていきたいと思う。
●今回で任期を終えてしまうが、この経験で今後も協力できることがあればいつでもしたい。
会議では活発に意見交換が行われるよう、こうした会議に出られる人が後に続くようになれば良いとおもう。そのためにはまず日本語能力を高める必要がある。
浜松市の方にも積極的に日本語教室を提供、協力をしてもらえるとありがたいと思う。
●例えば、「これまであって、当たり前」と思っていたゴミカレンダーひとつとっても、委員になったことで作り手側の苦労を知った。
情報をどうやって発信したら周知できるのか?翻訳の必要性、やさしい日本語の示し方など。
そういうことを知れたので、委員になってよかった。
今までは受け身だったけれども、委員をやってみたことで勇気が出て、今年は子どもの幼稚園の役員をやっている。いい経験になった。
●外国人のことについて考える会議を設置してくれて、浜松市にとても感謝している。まだ今は一人前として浜松市に貢献できることは少ないと感じている。これから定住して、もっと貢献できるようにがんばっていきたい。
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これら、委員の皆様のお声を伺いまして提言にあるとおり、
「外国人はいつも情報の受け手」という立場でなく、「どうしたら社会参画できるのだろうか」「自分にもできることはあるだろうか」ということを真剣に考えている人たちの思いを改めて知りました。
傍聴へ伺って良かったです。
委員の皆様、2年間おつかれさまでした。
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ところで、市役所1階は、井伊直虎一色です♪こちらも地元、盛りあげていきたいですね。