私たちが主催する教室のほとんどは、市の協働センターで行われます。
日本語教室の会場選びは参加される方の年齢や出身を配慮し、
「勉強に集中できる部屋を予約したい」と願っています。
けれどもすでに予約がいっぱいのため、希望の部屋を用意できないこともしばしばです。
たとえば、30代~50代の外国人(今回はフィリピンとブラジルの方)が参加する教室の場合、どちらの部屋が適していると思いますか。
1、畳の部屋
2、イスの部屋
私たちの教室では「2」を選びます。
「畳は不慣れだろうな」「ご年齢的に足が痛いこともあるだろうな」と思うからです。
ちなみに、「子供の教室」の場合はどうでしょうか・・・
これも私たちは「イスの部屋」を予約するようにしています。
理由は先ほどとちょっとちがって、「障子を破ってしまうといけないから」です^^;
主催者としては、物損トラブルにも配慮します。
話は「大人のクラス」に戻りまして、平日ステップアップクラスが行われる金曜日は、
残念ながら畳の部屋しか空いていないことが多いです。
予約解禁となる毎月1日、朝6時からパソコンにかじりついて予約を試みても、取れないときは取れません(><)
この日も畳となってしまいました。
ところが講師から、
「今日はせっかく畳ですので、日本人のお友達の家に招待されたと思って、挨拶をしてみましょうか~。
みなさん、座布団から降りてください」
という声掛けがあり、クラス開始挨拶は畳バージョンで行われました。
学習者から、「畳の縁は踏んだらいけないんだよ」という豆知識も追加され、ビックリ。
お姑さんとともに暮らしている方々もいて、さすがです。
こうして皆さんの知恵を集結し、情報交換し、学びを増やしています。
皆様のご理解とご協力、そして前向きに学ぶ姿勢に感謝いたします。
イスの部屋を予約できるようにがんばります。