自宅近くの「ひなん地」「ひなん所」を、漢字で記入しました(浜松市日本語教室「週末浜北コース」)

このクラスでは集合写真が定番になってきました!

皆さんとの思い出が増えて、とてもうれしく思います。

さて、今日のテーマは「台風・地震災害」について。このテーマは浜松市委託日本語教室(ひらがな・カタカナ・漢字クラス)の共通項目になっています。

当法人ではこのテーマについての目標を「自宅近くの避難地・避難所について調べて、漢字で書こう」という設定を設けました。

その目標に向けて「静岡県『避難生活ガイドブック』」と、オリジナル教材を使って下記の通り、展開しました。

①気象庁のウェブサイト「キキクル」から、「危機」「来る」という語彙を勉強したり、そちらのウェブサイトに掲載されているピクトグラムから、台風や大雨時の災害の種類を覚えました。

先週配布した「避難指示のプリント(こちら)」と「キキクル」を照合して避難のレベルと色を確認したり、避難の種類(避難所以外でも避難できるところ)を考えました。

 

また、フィリピンをはじめとする複数の国の方が集まるようになりましたので、この機会をとらえて同じクラスの仲間の言語を尊重したり交流に結びつく時間を少しでも取り入れるようにしています。今回は「気象庁」という語彙を使って。

 

②地震については、学習動機としての導入に実際の震災時の動画を視聴し、感想を伝え合いました。(なお、動画はyoutubeで探したものになります)。

 

③「静岡県『避難生活ガイドブック』」の「やさしい日本語版」と「多言語版」の両方を配布し、必要箇所を読み合わせしました。とくに、「ひなん地」と「ひなん所」のピクトグラムを使って、漢字を勉強したり2つの違いを取り上げました。

学習者ごとに多言語版を合わせて配布したことが、学習者から好評でした。

④最後に講師複数名でそれぞれの学習者の住所を聞いて回り、「カナル浜松の防災」のウェブサイトから「地区」について検索し、災害の種類ごとの避難地を調べたり、「家が壊れた時に住む場所(やさしい日本語での表記)」である「避難所」を調べて、施設名を漢字で書きました。

静岡県『避難生活ガイドブック』」(p.21)に記入。

加えて、このような漢字教材を追加しました。

⑤今日の配布プリントや自己評価はこの「静岡県『避難生活ガイドブック』」に糊付けして、ポートフォリオとしてまとめました。ところで、「自己評価はたくさん書いてほしいので母語でもよい」と促しているのですが、「日本語で記入したい」という方もお見えです。日本語を使うのを楽しみにしてやって来てくれる場を提供できているのだと受け止め、感謝しています。みなさん、ありがとう。

*いつも、防災のことは分からないことが多かったけど、今日は少しわかってよかった。

*自分の家の近くの逃げる場所を知らなかったから、わかってよかった。

*このテーマは私たちにとって大切です。

 

さて、来週からはテーマが変わります。病院、薬局…と続きます。また、いっしょに勉強しましょう!

みんなで防災マップを作ったよ(バヤニハン日本語教室)

バヤニハン日本語教室(中区クラス)に、静岡文化芸術大学の日本語教育実習生が見学に来てくれました。またこの教室は、地域のボランティアさんや当法人のハロハロ教室卒業生も協力してくださっています。

こうした皆さんとともに、「防災マップ」作成をしましたのでご報告します。ご協力ありがとうございました。

私たちの意思疎通について、自己分析してみました

最近、浜松市内小学校4年生の総合学習において、「やさしい日本語」講座への登壇のお声がけをいただく機会が増えています。(浜松市UD講師派遣プログラム

いつも事務局からスタッフが出向いていましたが、来週初めて、当法人の教室活動に在籍している子どもたちを伴っていく予定です。

そこで、小学校の児童たちと、当法人に在籍する子供たちの互いの探求心や学びが合流するよう、どんな準備をすればよいか考えています。

直近で出向いた小学校の講座では、最後に児童たちに「今日はどうでしたか?」と聞いたところ、「フィリピノナガイサの人たちの様子が面白かった」「もっと知りたいと思った」という導入部分についての感想がけっこう聞かれました。

この日の導入では、当法人の子どもたちを連れて行けなかった代わりに、事務局スタッフが普段の活動の様子をスライドショーにまとめて紹介していたのです。

そっか。「やさしい日本語」講座以前に、小学生の子どもたちの探求心の種は「そこ」にあったのか!と知りました。

たしかに私たちの活動は、日本の小学生たちにとって不思議な状況かもしれません。近年はフィリピンルーツ以外の子どもが在籍することがあります。また、フィリピンという一つの国の中にも100以上の言語があります。日本人スタッフは英語やフィリピノ語が話せる人ばかりでもありません。バイリンガルの先生もいますが、年齢も様々です。関わる全ての人々が互いの言語、国籍、年齢などを超えて、意志疎通を最大限に「なんとか」しています。その「なんとか」のところが小学生にとって「不思議に思う」ということなのかも?!

ということで普段、「私たちは(子供もスタッフもみんな!)」一体どうやって互いに意思疎通をしているのか?できているのか?を自己分析してみました。

そうしたところ、こんなにたくさんのコツを出し合うことができました。ジャジャジャジャ~ン!

おしゃべりしながら、日々の活動を振り返って分析していきました。

・こういう状況の時あったじゃない?あのとき、意識していたことって何?→えがお、アイコンタクト、表情

・あの時、〇〇くんが△△くんをサポートしている姿をみたとき、私(講師)からはこんな風に見えたんだけど、〇〇くんはどうしてサポートしたの?→ともだちを助けてあげたいと思った。

・このクラスって新しい生徒がよく入ってくるよね。新しい生徒が来たら、どんなことに気を付けてる?→先生は、新しい生徒は知らないことがあると不安になると思うから、今までのこのクラスの情報を教えてあげて、他の皆と一緒にやれるように気を付けているよ。

他にも、「それは”知ろうとする”だね」「心配する…う~ん、”気にかける”っていう感じかな」…といった具合に、

自分たちの言動と感情をフィットさせた後、「日本語ではこうやって言うんだ」というマッチングをしたところで、

「みんなの”コミュニケーション”のアイディアをポスターにして、日本の小学生たちにも教えてあげてほしいんだ。いいかな?」とお願いしました。

そうしたところ、みんな一生懸命、表現してくれました♡

さて来週、このポスターと、「自分たち、ちょっとスゴイことしているかも」という自信をもって、小学生たちと交流しに行きたいと思います。

日々の日本語教室で勉強している「自己紹介」も、ノートを見ないで言えるようになり、準備完了です♪

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知の循環型社会の実践。つづきは「こちら

自分たちだけのオリジナル!「漢字」ラップブックを作ったよ(浜松市地域日本語教育の体制づくり推進事業「週末浜北コース」)

浜松市地域日本語教育の体制づくり推進事業「週末浜北コース」は、ひらがな・カタカナの読み書きを終えて、先週から漢字学習に入っています。6月25日には基礎的な漢字の意味や筆順を勉強しました。

そして、7月2日は「天気・季節」についての漢字を取り上げました。本事業の対面版は浜北区ほか、このあと南区、東区会場と続きますが、この「天気・季節」は全クラスでの共通テーマになります。

地球規模で異常気象が続いており、とくに台風や豪雨については漢字学習に加えて、備えや情報提供が欠かせないものになっています。折に触れてこのテーマを思い出して見返したくなるような成果物を作れないか…。

そこで、本日の授業で使用したワークシートを最後に簡易ラップブックとしてまとめておくことにしました。

(「学びを見える化するラップブック」については昨年、神奈川県の成田潤也先生に教えていただきました(こちら))

皆にも「今日は自分たちで教科書を作っちゃおう!」と、このラップブックについて宣言して授業開始。

まずは天気に関する漢字を読んだり書いたりしながら、学習者間で役立つアプリ情報の交換などをしました。

ところで、下記ワークシート1番の答えは「天気」なのですが、日本語ほか5か国語で書いています。縁あって同じクラスに在籍している仲間の言語にも関心を持ってもらえるよう工夫しています^^(英語・スペイン語・インドネシア語・フィリピノ語・ベトナム語・日本語)

ワークシートを埋めた後は、天気に関する言葉を取り入れた挨拶練習をしてみました。そっけない天気を説明するだけの一文も、最後に「ね」を付けるだけで、意思疎通の機能を持たせることができますね♡

表情も大切にしながら。

次に、気象庁の過去30年分のデータから、「浜松市の1年間の平均気温・降水量」を、当法人スタッフがExcelでグラフ化してくれました。これを教材に使用しました(作成の協力、ありがとうございます!)。

グラフを読み取り、先週このクラスで覚えた漢数字を使って答えを書き入れることができました。

さて、「最も」という漢字ですが、「最高~」とか「最低っ」とかって感覚を、皆は生活の中で体得しているのではないか!?と思いませんか。クラスでは味気ない漢字学習とならないよう、学習者が自分で自分の思考にハシゴを掛けていけるようサポートしています。日常生活の日本語が出来る強みを生かしていきましょう!

というわけで、「最も」に値する言葉を、皆で出し合って赤枠に埋めました。予め学習者が答えるであろう解答を想定していたのですが(いちばん・すごく・とても等…)、なんと予想を裏切って「遠州弁」が出てきました!!

たしかに「ばか暑いら~」「ど暑いにぃ~」って言いますよね。参りました(笑)みんな、めっちゃスゴイ!

ほかにも、気象庁が発表する情報を使って語彙や漢字を取り上げ、これらを四季のシートに落とし込む作業を取り入れました。

 

(学習者の皆さんの成果物の写真を撮りそびれたので、次回、許可をいただいた後、いくつか掲載させていただきます。今日は講師作ですみません)

最後に、各自、好きな色の画用紙を選んで…

思い思いにシールなどでデコレーションし、

本日のワークシートと、皆さんの母語に合わせた「避難指示」のプリント(内閣府防災情報のページこちら)を配布し、それも中に綴じていただき、

オリジナルラップブックの、完成で~す♪

最後、駆け足になってしまいましたので、来週もこちらのワークシートを振り返りや発展に、使っていきたいと思います。

みんな、忘れないで持ってきてね。

 

Maraming salamat po.

Terima kasih.

Gracias.

ありがとう。

(一財)自治体国際化協会クレアのインタビューについて

みなさんは「(一財)自治体国際化協会クレア 市民国際プラザ」をご存知ですか。

多文化共生や国際協力活動に従事されているNGO・NPO、国際交流協会、自治体等の皆様への情報提供や、連携推進のための相談等を行っている総務省の外郭団体さんなのですが、このたび、そちらからインタビューを受けました。

原稿は後日公開されるとのことですが、それに先立ち、ご担当の方がインタビュー時の感想を素敵にツイートしてくださいました。

ご紹介、ありがとうございます。今から約30年前にフィリピンのお母さんたちが立ち上げた団体のパワー、飛距離がすごいことになっています!

土曜日の近況報告(写真いろいろ♡)

6月4日から、今年度の「バヤニハン日本語教室」も始まりました。

というわけで、改めてハロハロ教室やバヤニハン日本語教室(中区)、浜松市日本語教室(週末浜北コース)の写真を一気にまとめて下記、ご紹介します♪

今年度も毎週土曜日、フィリピノナガイサはフル稼働です!!

Maraming salamat po.

土曜日また会いましょう。

【お知らせ】多様性を活かしたまちづくり2022 浜松

8月1日(月)「多様性を活かしたまちづくり2022 浜松」のセッション①「外国にルーツを持つ子どもと若者の課題解決に向けて」に当法人代表理事、松本義一が登壇します。

ハイブリッドでの開催で、

お申し込み締め切りは7月27日(水)

 

詳細は「こちら

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(下記、本シンポジウムのウェブページから抜粋)

来年度から浜松市の多文化共生施策の指針である「浜松市多文化共生都市ビジョン」が第3次計画期間を迎えるにあたり、多様性を生かしたまちづくりの実践をより進め、価値創造型の多文化共生都市・浜松に向けて考えるシンポジウムを開催します。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

~浜松市は多様性を生かしたまちづくりへの戦略的な取組として、欧州評議会が主導し、世界150都市以上が参加するインターカルチュラル・シティ(ICC)にアジアの都市として初めて加盟しています~

 

「自己効力感」に着目し、地域日本語教育にあたる

当法人は「浜松市地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」に係る日本語教室のうち、浜名協働センター会場の取組の再委託を受けています。

5月28日・6月4日の2回(3時間/回)にわたり、まずは「ひらがな」の学習全てを終えました。「『ひらがな』の学習を6時間で教えるのは無理、覚えるのは無理」というご意見も聞かれれば、「『ひらがな』だけで3時間やり続けるなんて、一体どんなカリキュラムなの?」という疑問のお声も聞かれたりします。

また、全国で定住外国人向けに行われるアンケートの問いに多い「『ひらがな・カタカナ』できますか」に対して、「少しできます」「ほとんどできません」という回答が多いことも見受けられ、どうしたらよいのかと考えてきました。

様々な思いが交錯する中、針の穴に糸を通すような心持ちでこの事業に向き合っているのですが、「少しできる」というのは「できる」ですし、「ほとんどできません」も「少しできる」というように解釈できます。このことから私たちは「自己効力感」というキーワードにたどり着き、これを上げる支援をすることで、委託を受けた目的を果たせないかと挑戦しています。

 

以下、2回にわたる「ひらがな」支援の報告です。

 

★五十音に触れたことがないという人は(ほとんど)いないということに着目

定住者の場合、「ひらがな・カタカナ」が「できない」という視点に立ちますと「ふりだしにもどる」という状況に陥ります。しかし、五十音表を見れば、多くの方は「aiueo/kakikukeko…」の配置で並んでいることをご存知です。また簡単な語彙なら、それを読むこともできます。このことは、音と文字が一致している証だと思いますが、さらに多くの音と文字を一致させていくには、どのような梯子を掛けるのが良いのか、活動を考えてみました。しかも、能動的に取り組みたくなる支援を重視しています。

 

★「あいうえお、かきくけこ…」と唱えながら、文字カードを並べていく

音と形のマッチング作業をしていきました。並べてはバラバラにして、また並べ直してを繰り返し、一つ一つの音に対する形を覚えていきます。この事業には4名の講師・補助者がいますので、皆さんの自主学習を見て回り、支援しています。

(文字カードは昨年も使用しました。「こちら」)

アナログな感じのする文字カード…。スマホやタブレットでもいいじゃないかと思いますが、意外とこういう小物が意欲をかきたてることもありますね。学習者の学習観に寄り添うことも大切にしています。

 

 

★音と形を覚えた後に書いてみる

かねてから、知らない音と形をやみくもに書いてひたすら覚えるというのは効果が上がらないのではないかと考えていました。と言いますのも、多くの学習者は「百円均一ショップでドリルを買って何度も書いて勉強した。でもできない(できたという実感が得られない)」と言うのです。そのため、下記の梯子を考えました。

①音を覚える(知っている)

②知っている音の形を覚える(読めるor推測できる)

③②を踏まえた上で書いて、音と形の記憶を一致させる

④たくさん書いた文字の中から「ベストオブ”あ”」「ベストオブ”い”」…を自身で選ぶ。それらを教師や補助者・学習者にも意見を求め、「そうだね」「私は、こっちの”あ”もバランスがいいと思う」などやり取りする。

 

ちなみに、「ひらがな・カタカナがほとんどできない(できるという実感が得られない)」ということで、自己評価を上げるのに足りないのは、おそらく③の「書くこと」への自信のなさなのではないかと思われます。

「書ける」に至る梯子がない限りは、自己効力感が上がらないのではないか?!ということに気づいたのですが、「梯子を掛ければできる」という支援のあり方は、当法人の得意とするところでもあります。

いっぽう、少なからず社会の側が「書ける」を求める限り、個人の自己効力感に影響を与えているという現実も否めません。私たちは自己効力感を上げられないような社会の風潮を作ってしまっていないか、あわせて考える必要があるということも添えておきます。

 

★「覚えた」「書けた」という達成感を確かなものにするための工夫

「できた!(という実感)」を見える化するために、どんな題材がよいか考えました。そこで、「五十音の穴埋めがすべて自力でできること(HICE「ひらがな・カタカナれんしゅう帳 p.70 )」をクラスの共通目標に据えました。五十音を順番に書けることを求めたのではなく、皆さんに味わっていただきたかったことは、何も見ずに自力で穴埋めできたときの「気持ち」でした。やってみてどうだったかをうかがったところ、「達成感を感じた」「うれしい」「挑戦するのが楽しかった」「ありがとう」と前向きな感想が聞かれました。

~そうですか!私たちもうれしいです^^~

(みなさん、目標に向けてご自宅でも勉強を頑張ったのだと思われます)

 

また、このクラスへ来たばかりの時、読めるけど書ける文字が一つもなく、自信を失くしていた方が、2回を終えてほぼ「ひらがな」読み書きをマスターしました。聞けば「子どものころ、兄弟が多くて十分に勉強できる環境ではなかった。子どものとき、もっと勉強したかった。今から勉強を頑張ろうと思う!」ということで、熱意を聞かせてくださいました。その方は未就園児のママさんでもあります。

~「ひらがな」の学習が、ご自身の人生を振り返るまでに至ったのですね。私たちにそのようなお話を聞かせてくださいまして、感謝します~

(このようなご自身の学びに対する気づきやお気持ちが、ママとしての支えにもなり、次世代に受け継がれるようでしたら幸いです)

・・・

こうして、学習者自身が納得して「できた」を獲得してもらうために奮闘しているのですが、これには「キャリア教育」の分野からいくつか手法や理論にヒントをもらいながら運営をしています。今後、折に触れてそれぞれご紹介できればと思いますが、本記事にはキーワードのみご紹介します。

・自律学習

・ピア学習

・自己理解

・受容・共感・自己一致

・自己効力感に大事な4つの要素→遂行行動の達成・モデリング・社会的説得・情動喚起(なお自己効力感は自己肯定感とは違います)

 

そして何よりも、このクラスは「チームティーチング」が肝になっています。教師・補助者も学習者と一丸となって協力し合い、教室に関わることで、「多様な評価」による関係性づくりを醸成しています。

さぁ、来週からはカタカナの勉強です。クラスは8月まで。後半は生活漢字も取り上げていきますよ♪

Maraming salamat po.

静岡県立大学 2022「地域みらいづくりフェロー」認定証の授与式へ参りました

事務局の半場です。5月26日、静岡県立大学「地域みらいづくりフェロー」認定証授与式へ参りました。この称号は、当法人がいつも大変お世話になっている同大学、国際関係学部の高畑幸教授にご推薦いだたいたものです。

(認定式の記事はこちら:静岡新聞 2022.5.28

ところで、当団体は四半世紀を超え、確実に次世代が育っています。また近年は、フィリピン以外の国の方々も参加するようになりました。

こうした団体の歴史や取組を、社会教育で大切な考え方「知の循環型社会」をキーワードに、昨年、大学生(国際関係学部・食品栄養科学部・看護学部・経営情報学部の約30名)に講義する機会を頂戴しました。

この「知の循環型社会」というキーワードが、同大学が柱に掲げている「教育」「研究」「地域貢献」「国際交流」を軸にした「地(知)の拠点」という教育観にもつながり、今回の認定に至っています。

今年度は10月にまた、登壇の機会をいただきます。フィリピンの方々に向けた活動を中心とする当法人ですが、地域貢献の枝葉も伸びています。

Maraming salamat po.

これからも、みんなで地域をつくっていこう。

(写真は、授与式に参加された皆様と)

 

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(おまけ)

上述の通り、昨年は4つの学部生に当法人の取組についてお聞きいただきました。講座後のアンケートでは、研究分野ごと(学部ごと)に、得られた感想に特色が見られました。

経営情報学部の方々からは、「人口動態」「社会保障」「NPO法人の資金調達」に関心が集まりました。

国際関係学部の学生たちからは、「交流・コミュニケーション」「日本語教育」「市民活動」「多文化共生」「異文化理解」「場づくり」「支援活動」「助け合い」というキーワードを入れたコメントが多かったです。

食品栄養科学部の皆さんは「イベント」について、看護学部の学生さんは「高齢者世帯の増加から介護、終末期ケアへの備えが必要」…など。

学生さんたちのお声を通じて、私たちの団体について改めて見直すことができました。引き続き、よろしくお願い致します。