私の大切な人は…→尊敬する人は…(面接)

こんにちは。いつもなら駅南教室がある月曜日ですが、今日は勤労感謝の日のため、休みです。さて、その駅南教室について。先週の報告をもう少し。

先日、東京都のコロナウィルス感染防止呼びかけ動画を見ながら、聴解・読解問題に挑戦したことを書きました(こちら)。その続きです。

ところで、ここには「大切な人」と書いてありますよね。みなさんの大切な人はだれですか?

私の大切な人は、〇〇です。

①この時間は会話練習なので、発表してもらいます。

それを聞きながら、講師はひらがなで板書していきます。「かれし」って言った子もいました。紹介してもらわなくちゃ(笑)

②次に、生徒たちは自分で漢字を調べながらノートに自分が発表した文章を書き留めます。

③「どんな人ですか?」という問いに、形容詞を入れて考えます。

まずは自分で辞書(グーグルを使う人が多いようです)で調べますが、きれいに翻訳されることはまずないですね。確かめが必要です。そのため、

④「私の母は〇〇です」「私の父は▲▲です」など。もう一度、講師が発表を聞きながら日本語を整理していきます。

こうして自分と関係性のある人たちの呼称を覚えたり、その人たちがどんな人かを習った形容詞を使って言い表したりしながら、語彙を増やしています。

ところで、この子達は近いうちに高校受験が控えています。そのため、少し聞き方を変えてもう一度、尋ねます。

「あなたの尊敬する人は、だれですか?」

面接や作文ではこのような質問の仕方をされることもしっかり押さえてもらって、この時間は終了です。コロナウィルス感染防止の呼びかけについても、「具体的に大切な人を思い浮かべながら」聞いてもらうことができたと思います。

次はバイリンガル講師による漢字の授業!この日は「これまで覚えた漢字を誰が一番多く書けるか?」ホワイトボードに書いて競っていましたよ^^

すごい!まだ先月、クラスに参加したばかりの子供たちも多いのですが、平日継続して通った成果が出ています♪みんな、真剣で楽しそう!!

このクラスにはバイリンガル講師3名、日本語教師3名、算数の講師1名、合計7名が子供たちの支援にあたっています。子供たちがどんどん幹を太くし、枝を伸ばし、葉、実、花が着けられるようサポートしていきたいと思います。

このあと、ちょっと寒くなってきますが頑張りましょうね♪

「やさしい日本語」のわかりやすさの「たしかめ」を日本語学習教材に取り入れました

日本に暮らす外国人が年々増えており、そうした人たちのうち「英語よりも日本語のほうがわかりやすいこともある」というのが、少しずつ知られるようになりました。当法人でも公開講座や本HPを通じて周知しているところです。

ただ、その時に使う日本語は、少しコツや工夫が必要です。これを「やさしい日本語」と言います。

今夏、法務省「やさしい日本語ガイドライン」が制定されたことも記憶に新しいことです。

ごく最近では東京都の小池百合子知事が、コロナウィルス感染拡大防止のための啓発動画を「やさしい日本語」で出しましたが、みなさんご存じでしょうか。(こちら

日本語教師としては、これ、大変わかりやすいと感じました。その理由は、

★「やさしい日本語」の原則でもある”はさみの法則”が使われている

★ジェスチャーが適宜ついている

…でも、「やさしい日本語の情報発信」の中でも都知事の動画は「わかりやすさ」が桁外れだなと思いました。

もしかして!話し言葉特有の「フィラー(言い淀み)がない」から?この点は、「情報提供」をする際、とくに意識されたい点ですね。

・・・と思うのは日本語教室運営者(日本人)としての気づきなのですが、一方で実際に「みんなは、どうなのか?」を確かめることも大事だと思いました。

というわけで、さっそく動画を授業(日本語レベルは初級ほど)での教材として取り扱いました。「確かめ」の方法は次のようにしました。

①視聴した後、会話教材として

②スクリプト(UDフォント)を作成し、読解問題として。

さて、このスクリプトを読みながら「浜松市の新しい生活様式(やさしい日本語版)」から、文章に合うピクトグラムを探しましょう~

「マスク」「手を洗う」は完璧!「人と人との間をできるだけあける」と「離れる」については、「できるだけ」や「離れる」といった意味が難しい様子。”2m”を手掛かりにして!と補足して、わかったみたいです。「正面を避ける」と「人と近くで話さない」の状況はほぼ同じ(似ている)というのもイメージがわかないようでした。「正面を避ける」がちょっと、難しいのかも。

実際には自治体が違うので、注意喚起の内容(呼びかけ)がピタリと合わない部分もあり、そこは会話でカバーしたかったのですが、初級クラスではそのあたりの微妙なニュアンスの違いを捉えて会話に発展させるのは難しいので、もう少し上のクラスへお預けです。

コロナに関する情報に限らず、これまでも公的機関から様々に工夫されて生活に必要な情報提供は続いてきたわけですが、本人たちに届いていかなければあまり意味がありません。教室で取り扱う意義はありそうです。

また、「使ってみてどうだったか?」を関係機関にフィードバックして、よりよいものに改善されていく必要もあります。引き続き、生活に即したレアリア教材を見つけていきたいと思います。

と、ここまで書いたことと真逆ではあるものの大事なご報告!

実際には東京都のこちらの動画は「英語」でも、そして!!「タガログ語」でも発信されています。そのほかの言語も出ていますが、これは東京都が各国の大使館に動画のシェアの協力をお願いをしたそうです(本日昼の都知事会見より)

フィリピンの方に限って言えば、「情報発信」を届けるためのキーワードは「大使館」「動画」です。この記事を書いている今現在、動画再生数もやさしい日本語版よりもタガログ語版が圧倒的に多くなってることがわかります。このことから、フィリピン大使館のご協力は大変大きいものだったのではないかと思われます。

10,647回視聴・2020/11/13 
1672回視聴・2020/11/12

私たちも海外へ行ったら、まずは日本の外務省や大使館といった情報を探すことで安心できるということはありますね。グローバル社会においては国レベルでの交流、協力がますます必要な時代になっています。

復習しましょう^^「おりがみ」と「日本語」

前日の勉強は、「こちら

ごく簡単な「おります」「あげます」「あわせます」「とじます」などを勉強しました。

今日はもう少し日本語を付け足して、手順の「説明」ができるようにしましょう。「折り方」の紙を見ながら、作業を思い出し、日本語をクラスでシェアしながら書き込んでいきます。

あとはこれに接続詞をつければ、バッチリですね。

そうそう、料理や「折り紙」など。作業が完成したときには「できあがり」という言い方をします。

でもあと、もう一つ!子供たちに「心」を伝えたい♡

「羽を広げます」

どうやって???

「ゆっくり」「やさしく」ほかにも、「ていねいに」「そっと」など。折り紙が破れないように、副詞を入れていきましょう。「大事に扱う」ということを気にかけてほしいと思います。

きっと、鶴も喜んでいます^^

今にも羽ばたきそうな鶴の「できあがり」♡

「おりがみ」と「日本語」(駅南教室)

フィリピノナガイサは9月から就学に困難を抱えている子供たちのため、平日に学習・日本語教室を実施しています(駅南教室)。

これは、浜松市定住外国人の子供の就学支援事業の委託を受けて実施しています。

さて、平日ほぼ毎日を共に過ごす私たち。しかもまだ年齢も若いということもあり、「なんでも学びにつながる」というのがいいですよね。授業は教科書を使って勉強する時間もありますし、それを「実践」や「会話」などに発展させることも可能です。

というわけで、日本語の教科書を使って一通り動詞のグループ分けや変化を学んだあと、それを「手作業」に結び付けて言葉を使ってみました。

ずっと座学の勉強というのは生徒も講師もへとへとになりますものね。後半はアクティビティしましょ♪

それで何をしたかというと、折り紙で鶴を折ってみました。「折り紙」を題材にしたのは講師の趣味です。(すみません^^;)

ちなみに、皆がこのクラスに入ったころ「趣味」についても日本語で言う勉強をしているのですが、みなさん覚えているでしょうか?!自分の趣味について話せるかしら?高校受験を控えた子たちについては趣味についても即答できるといいですね。

…なんていう導入から、「私の趣味は折り紙です」(みんな束の間の教科書とノートから解放されて、ふ~)

あ!でも、

\日本語を言いながら折ってください/

簡単な動詞を言いながら折っていきましょう~

簡単な動詞と手作業が合うように覚えて、この日の学習は終わりです^^

明日は、「文レベル」にして作業を復習しましょう^^