動詞「-iる」「-eる」のグループ分けと変化(防災のテーマから)

今日は終日雨でしたが、バヤニハン日本語教室はハロハロ教室・青年クラスの保護者を含めて6名が受講しました。

使う教材は本日も「静岡県地震防災ガイドブックやさしい日本語版」です。

これに基づき、オリジナルワークシートを作成していますが、今日は「テ形」の整理です。

動詞の辞書形「-iる」「-eる」を集約して取り上げ、「テ形」を一気に取り上げないようにしてみました。

「生活者としての外国人」の皆さん、実はこのような動詞の変化は簡単にできます。日々の生活で耳から覚え、自然と使っているのです。それでも、「正しい日本語を覚えたい」と言うので、従来の日本語教室とは逆の発想で授業を展開しています。

ヒントを出しながら、「なぜ、そういうルールなのか」「どのような文法の規則に則ってこうなったのか」を、みんなで探しあてられるようにしています。そうすることで、「へ~」「そうだったの!?」「知らなかった」を引き出します。この引き出しに成功すると「勉強になりました」という感想がいただけることがわかってきました^^

ちなみに「-iる」「-eる」ですと、「Ⅲグループは、ごめんなさい。覚えてください」「Ⅱグループは、”る”を取って、”ない・ます・て”を付ける(みたい)」「Ⅰグループは”ない・ますを付けたとき、辞書形へもどったとき、aiu…と変化する(みたい)」という風に…会話をしながら導きます。

こうして、なんとな~く勘がつかめたところで、

自力でグループ分けに挑戦。これらの動詞の多くは静岡県地震防災ガイドブックからなのですが、防災に使われる動詞はなんと「-iる」「-eる」が多いことでしょう( ゚Д゚)

ちなみに右側には、これら動詞を「テ形」に変えて、災害時に使うシチュエーションに合わせて各自が表現を考えて言ったり書いたりしました。

みなさんからは、このような表現が出てきました~

「じゃぐち」はタガログ語で「gripo」と言うそうで~す。

さて、勉強の最後には、みなさんに白い紙を渡しています。

左側に「日本語で、今日覚えたことを1つ以上」書き留めます。右側は自分の言葉(タガログ語や英語)で、「このクラスの感想を好きなように」書きます。

皆さんが左側に書いてくれたことを読みますと、「生活者としての外国人」を対象としているこのクラスらしさが非常によく表れており、発見があります。数年ぶりに参加する生徒が来たり、数週間あけてやってくる生徒もいたり、来日年数もバラバラ、レディネスも違うみなさん。

今日のクラスの内容から「ひらがなが勉強になった」「漢字を覚えた」「辞書形をがんばった」「テ形はもう少し」「読むことと書くことと話すことをおぼえました」「文をつくりました」など。個々により、覚えたこと・勉強になったと感じたことはバラバラなんです。しかし、このようなバラエティに富んだ感想を引き出せることこそが地域日本語教室の良さと成果であり、12年やってきたこのバヤニハン日本語教室のスタイルも形になりつつあります。

トラブルさえなければ、日々の生活に困ることはあまりない皆さんですが、それでも「まだ日本語ができない」と感じている思いを、どのように引き上げればいいのか。滞在年数が長くなりつつある方が増えてきたバヤニハン日本語教室は、次のステージに入っています。

皆さんとの集合写真は、フィリピノナガイサの歴史と宝物です♪

また、来週あいましょう。Maraming salamat po.